アジア各国へ旅行するのに格安で利用できるローコストキャリア(LCC)のエアアジア。
低価格を実現するために、さまざまなサービスが工夫されています。
その中の一つ『ウェブチェックイン』。チェックインが事前にできると、空港での手続き時間が短縮されるというメリットがあります。
ですが、日本出発のエアアジア国際線を利用しようとしている方は、要注意。
ウェブや携帯でチェックインが終了していても、空港ではカウンターへ立ち寄る必要があるからです。
日本からエアアジア国際線を利用する場合は、乗り遅れないために、早めに空港へ到着したいものです。
そこで、エアアジアを利用する方のために、
- 空港へのオススメ到着時間
- ウェブチェックインのメリット
について、ご紹介します。
エアアジア利用。空港への到着時間は、搭乗の2時間半~3時間前がオススメ
エアアジアの国際線は、2019年11月現在、
- 札幌(新千歳空港)
- 東京(羽田空港・成田国際空港)
- 名古屋(中部国際空港)
- 大阪(関西国際空港)
- 福岡
- 沖縄(那覇空港)※2020/01/22~運航開始
からの直行便があります。
各空港への到着時間は、搭乗時間の2時間半~3時間前がオススメです。
「ずいぶん早いなぁ~。」
そう思いますよね。
ですが、日本出発便に搭乗するエアアジア利用者全員が、カウンターにて、パスポートの確認と搭乗券の発券を受けなければならないため、どうしてもカウンター前に列ができてしまうのです。
国際線ご利用の場合、路線によりカウンターにて書類確認が必要な場合があります。お手持ちのボーディングパスをご確認いただくか、空港係員にお尋ねください。※日本発の国際線はカウンターでの書類確認が必要です。
出典元:エアアジアビギナーズガイド チェックイン・空港カウンター【チェックイン方法いろいろ】より抜粋
羽田空港でのカウンター待ちの列。平日でも1時間弱はかかると覚悟して
2019年、8月下旬・10月下旬に羽田空港からクアラルンプール行きのエアアジアを利用したわが家。
機内預け入れのスーツケースがあった8月利用時は、ウェブでチェックインしていたにもかかわらず、1時間近く、列に並んで待ちました。
預け入れ荷物のなかった10月利用時ですら、40分~1時間弱、かかってしまいました。
というのも、荷物の重さチェックがなかなか厳しいようで、カウンターで職員とあーだこーだとやり取りする人が多く、なかなかスムーズに列が進みにくいのです。
こんなグッズを持って、事前に計測しておけば、ムダなやり取りをする必要もなくなるんですけどね・・・。
ですから、
羽田空港や成田空港、関西国際空港など、利用客が比較的多めの空港では、カウンターの列に1時間前後は待つことを覚悟しておくべきです。
エアアジアの国際線フライトのチェックインの締切時間は、出発時刻の60分前となっています。
空港にギリギリについたのでは、カウンターの列で待つだけで、搭乗時間が近づいてきてしまいますよね・・・。
カウンターだけでなく、保安検査も並ぶ場合もある
ですが、空港では、航空会社のカウンターだけでなく、時期や時間帯によっては、保安検査の入り口でも、列ができることがあります。
更に、
羽田空港のエアアジアのゲートは、建物の中でも端に位置することが多く、出国審査を通過した後の移動に時間を要します。
海外に行くというだけでも、いつもの状況とは異なり、気持ちがやや高揚気味に。そんな時は、普段なら絶対にやらないようなミスやトラブルが起きてしまうことも・・・。
出発前に不測の事態を避けるためには、余裕をもった行動が大切です。そのためにも、搭乗時間の2時間半~3時間前に空港に到着しておくことがオススメなのです。
夏休み期間中は、空港の混雑が予想されます。エアアジアをご利用のお客様には、出発予定時刻の3時間前(国際線)、2時間前(国内線)までに空港にお越しいただくことを強くお勧めいたします。
また、事前にウェブサイトairasia.comまたはモバイルアプリよりWebチェックインを行なっていただきますとよりスムーズに搭乗手続きをしていただけます。日本発の国際線ご利用のお客様は、恐れ入りますが、必ずチェックインカウンターにお立ち寄りいただき、係員による搭乗券の差し替えにご協力いただきますようお願いいたします。Webチェックインは出発14日前より、エアアジア便では出発1時間前まで、エアアジアX便では出発4時間前までご利用いただけます。
出典元:エアアジア公式サイト ニュースルーム(2019年7月31日掲載分)より、一部抜粋
エアアジア国際線 日本国内出発便の時刻表
エアアジアの国際線の出発便の時刻表を各空港ごとにまとめてみました。
到着時刻は、すべて現地時間です。空港への到着時間の参考にしてみてください。
札幌(新千歳空港)出発便
【チェックインカウンター】
国際線3階出発ロビー
当日、空港内のフライト情報画面で、カウンターブースの場所を要確認。
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
札幌(CTS)発-クアラルンプール(KUL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7551 | 09:20 | 17:00 | 月水金日 |
【2020/01/01~2020/03/27】 札幌09:20発→クアラルンプール17:05着 【2020/03/29~】 札幌09:35発→クアラルンプール16:35着 |
札幌(CTS)発-バンコク(DMK)着 ※2019/12/01~
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 | 備考 |
XJ621 | 11:55 | 18:00 | 毎日 | |
XJ623 | 18:20 | 翌日00:15 | 月水金日 | ※2019/12/01から運航開始 |
XJ621 【2020/03/29のみ】札幌09:40発→バンコク15:35着 【2020/03/30~】札幌09:55発→バンコク15:10着 |
羽田国際空港出発便
【チェックインカウンター】
国際線3階出発ロビー Kカウンター
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
羽田(HND)発-クアラルンプール(KUL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7523 | 23:45 | 翌日05:55 | 毎日 |
【2019/10/27~2019/12/31】羽田23:45発→クアラルンプール翌日06:35着 【2020/01/01~2020/03/28】羽田23:45発→クアラルンプール翌日06:40着 |
成田空港出発便
【チェックインカウンター】
第2ターミナル 3階出発ロビー Nカウンター
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
成田(NRT)発-バンコク(DMK)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
XJ601 | 09:15 | 14:00 | 毎日 |
XJ603 | 14:25 | 19:10 | 毎日 |
XJ607 | 20:40 | 翌日01:20 | 毎日 |
XJ601 【2019/10/27~2020/03/29】成田09:15発→バンコク14:05着 XJ603 【2019/10/27~2020/03/28】成田14:25発→バンコク19:55着 XJ607 【2019/10/27~2020/03/28】成田20:15発→バンコク 翌日01:25着 |
成田(NRT)発-クアラルンプール(KUL)着 ※2019/11/20~
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7553 | 09:30 | 15:45 | 月水金土 |
※ 2019年11月20日から運航開始 |
名古屋(中部国際空港セントレア)出発便
【チェックインカウンター】
第2ターミナル Bカウンター
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
名古屋(NGO)発-バンコク(DMK)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
XJ639 | 10:50 | 15:35 | 毎日 |
【2020/03/30~】名古屋09:00発→バンコク13:00着 ※月火木土日運航 |
名古屋NGO)発ー台北(TPE)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
DJ803 | 07:55 | 10:40 | 毎日 |
関西国際空港(関空)出発便
【チェックインカウンター】
第1ターミナルビル 4階出発ロビー
- エアアジアX(ホノルル・クアラルンプール便) : Gカウンター
- タイ・エアアジアX : Eカウンター
- フィリピン・エアアジア : Bカウンター
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
関空(KIX)発-ホノルル(HNL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D71 | 23:40 | 12:05 | 毎日 |
【2020/03/30~04/29】水・金・土・日 運航 【2020/07/03〜】水・金・土・日 運航 |
関空(KIX)発-クアラルンプール(KUL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D72 | 22:00 | 翌日04:10 | 毎日 |
D7383 | 21:45 | 翌日05:50 | 月火水金 |
※D72 【2019/10/28~2020/03/29】関空22:00発→クアラルンプール翌日04:00着 【2020/03/30~2020/04/30】関空22:00発→クアラルンプール翌日04:00着 月・木・土・日 運航 【2020/05/01〜2020/07/03】関西22:00発→クアラルンプール翌日04:00着 【2020/07/04〜】関西22:00発→クアラルンプール翌日04:00着 月・木・土・日 運航
※D7383 乗換1回(台北・桃園) 【2020/03/30~】関空22:00発→クアラルンプール翌日05:45着 |
関空(KIX)発-バンコク(DMK)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
XJ613 | 09:50 | 13:50 | 毎日 |
XJ611 | 23:55 | 翌日03:50 | 毎日 |
XJ613 【2019/10/27~2020/03/28】関空09:55発→バンコク13:55着 XJ611 【2019/10/27~2020/3/28】関空23:45発→バンコク翌日04:00着 |
関空(KIX)発-台北(TPE)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7371 | 21:45 | 23:45 | 月火水金 |
【2020/03/30~】関空22:00発→台北(桃園)23:55着 |
関空(KIX)発-マニラ(MNL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
Z2189 | 14:15 | 17:45 | 毎日 |
福岡空港出発便
【チェックインカウンター】
国際線ターミナルビル3階 北側
福岡(FUK)発-クアラルンプール(KUL)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7539 | 07:55 | 13:30 | 日 |
08:30 | 14:05 | 月水金 | |
【2020/03/30~2020/05/09】 月・日曜 福岡07:55発→クアラルンプール12:55着 水・金曜 福岡08:55発→クアラルンプール13:55着
【2020/05/10~】 日曜 福岡07:55発→クアラルンプール12:55着 水・金曜 福岡08:55発→クアラルンプール13:55着 |
福岡(FUK)発-バンコク(DMK)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
XJ637 | 08:35 | 12:05 | 月木日 |
沖縄(那覇空港)出発便 ※2020/01/22~運航開始
【チェックインカウンター】
未定
那覇(OKA)発-台北(PTE)着
便名 | 出発 | 到着 | 運航日 |
D7379 | 17:25 | 18:00 | 月水金日 |
※2020/01/22から運航 台北経由でクアラルンプールまで搭乗する場合 台北19:15発→クアラルンプール23:55着 |
どうせ並ぶなら、事前のチェックインは不要?いえ、事前にするメリットはあります!
カウンターの列を避けられない。でも、できるだけ並ぶ時間を短くしたい。
誰もが、スムーズに搭乗の手続きをすすめたいものですよね。
そこで、
- モバイルチェックイン
- ウェブチェックイン
はぜひ利用しましょう。
なぜなら、
カウンターの順番を待つレーンが、
- 事前にチェックインができているお客様用レーン
- これからチェックインなどの手続きをするお客様用レーン
の2種類に分かれているからです。
ウェブチェックインのメリットはあるの?職員の方に聞きました
どうせ列に並んでカウンターで手続きしなければならないなら、ウェブチェックインの良さがいまいちわかりません。
そこで、手続きの際に職員の方にウェブチェックインのメリットについて、聞いてみました。
エアアジアの職員の方からは、
- 日本国内の空港では、手続きのカウンター数を
『ウェブチェックイン済み』レーン>『これからチェックインする』レーン
と少し差をつけて、少しでも早く手続きできるようにしている。 - ウェブ等でのチェックインによって、事前に席を確保することが可能(座席指定していない場合)
- 多くの海外空港でのエアアジア搭乗時は、事前のチェックイン手続きによって、そのまま搭乗券を印刷できたり、Eチケットを入手でき、カウンターに寄らずに保安検査へ向かえるところもあり、時短になる
このようなことが、ウェブチェックインのメリットの一部として、紹介されました。
日本の空港では、保安の関係上、カウンターでの手続きは必須ですが、
やはり事前にチェックインしておくことは、わずかとはいえ、多少の時間短縮になります。
前もって荷物の重量を確認しておけば、さらに自分自身の手続き時間を短くすることが可能です。
クアラルンプール(KLIA2)では、機内持ち込みの荷物の重量も、やたらと厳しくチェックされるときもあります(担当者にもよりますが・・・)。
エアアジアは、荷物超過の場合は、超過分の料金を支払わなければなりません。
それも、当日・・・となると、結構な金額を支払うことになってしまいます。
そんな時のために、こんなグッズを旅行バックに忍ばせておいた方が、
時間短縮にも、お金の節約にもなりますよ。
エアアジアのウェブチェックインの方法
※ 画像は、エアアジアビギナーズガイド 空港チェックインカウンター情報よりお借りしました。
エアアジアでは、カウンターでのチェックイン以外に、
- 携帯で行う モバイルチェックイン
- 自宅のPC等で行う ウェブチェックイン
- 空港で行う キオスク(自動チェックイン機)でのチェックイン
と、さまざまな方法が用意されています。
※残念ながら、羽田空港ではキヨスク(自動チェックイン機)は見つけられず・・・。
手元に
- エアアジアの6ケタの予約番号
- パスポート
を用意して、入力画面に従って必要な情報を入力するだけ。
チェックインが完了したら、
- 搭乗券を印刷
- 電子メール(PDFファイル)で搭乗券を受け取る
- QRコードで搭乗券を受け取る
などの方法で、事前に搭乗券を用意します。
または、
チェックインのみを事前に済ませておいて、空港のキオスク(自動チェックイン機)を使って、
搭乗券や荷物タグなどを発券する
という方法もあります。
ウェブチェックインはいつからいつまで可能?
エアアジアのチェックイン受付時間は、以下の通りです。
チェックイン方法 | チェックイン受付時間 |
webチェックイン | 出発時刻の14日~1時間前まで(AirasiaXは4時間前まで) |
モバイルチェックイン | 出発時刻の14日~4時間前まで |
キオスク(自動チェックイン機) | 出発時刻の14日~1時間前まで |
カウンター | 出発時刻の3時間前~1時間前まで |
日本の空港でのエアアジア利用。空港施設を満喫しましょう!
保安の関係上、日本の空港から出発のエアアジア国際線は、かならずカウンターでの書類確認が必要です。
列に並ぶことが必須になってきます。
少しでも時間を有効に使うために、
事前のウェブチェックインを活用しつつ、早めの空港到着で手続きを速やかにおえましょう。
そして、空港内の施設を満喫しつつ、出発前も楽しい旅の一部にしてみては、いかがでしょうか?
空港内の長い待ち時間やフライト時間を楽しく過ごす方法を知りたい方、特にお子様とご一緒の旅行を考えていらっしゃる方は、こちらも参考にしてみてくださいね。