英語力がほぼゼロ、または平均的という中学生にとって、留学ができるかどうかを左右する入学試験。
『英語力を伸ばすためのコツ』と『科目試験への対策』については、これまでにご紹介してきました。
今回は、科目試験のあとに行われることが多い、『面接試験(インタビュー)』についてご紹介します。
- 面接でどんなところを見られているの?
- 面接って何が聞かれるんだろう?
- 英語力ゼロで、どうやって英語の面接を乗り切るの?
そんな疑問を持っている方、必見です。
インターナショナルスクールの面接試験。何をチェックされている?
インターナショナルスクールの入学試験の面接では、
- 英語でのコミュニケーション力のレベルチェック
- 学校の教育方針に合っているのか
- 学校の求める生徒像に合っているのか
- 受験者の性格や思考・意欲
以上のようなことを中心に、観察されています。
小学部の低学年であれば、保護者と一緒にインタビューもありえますが、
中学生であれば、基本的には受験生本人のみの面談になります。
インターナショナルスクールの面接試験。質問はどんなこと?
英語で質問されるとおもうと、ドキドキ緊張してしまいますが、
奇をてらったような難しい質問をされることは、あまりないでしょう。
留学中のお友だち何人かにもきいてみました。
- 名前
- 誕生日・年齢
- 家族構成について
- 好きなもの(食べ物・曜日・都市など)とその理由
- マレーシアについて知っていること(食べ物・文化など)
- 自分の国について
- この学校の好きなところとその理由
- この学校でやりたいこと、学びたいこと
- 自分の長所
- 将来の夢
といった質問項目でした。
受験する学校のことについては、
まずは、ホームページや、学校の資料などで調べてみましょう。
また、
実際にインター見学や体験などもオススメです。
触れ合った生徒や先生の様子、教室の雰囲気など、自分が肌で感じたことを伝えることができるからです。
受験生の生の声は、学校側にとっても、関心が高いものです。
今後の学校運営でも参考になるからです。
自分自身のオリジナリティーを発揮できる部分でもあります。
学校見学の際には、ちょっと面接のことも意識しながら、
学校の様子をよく見てみましょう!
インター受験の面接対策。英語力ゼロで面接の乗り切り方
英語力ゼロでもインタビューを成功させるコツ
インタビューを成功させるコツ。
それは、
- 短く
- 簡潔に
- 積極的に自己アピールする
です。
英語力のレベルチェックは重要ではない!
英語力がない受験生にとっては、英語力のレベルチェックは、気になるところでしょう。
でも、心配しすぎる必要はありません。
インターナショナルスクール側は、
最初から全生徒がネイティブ並みの英語力をもっていることを、求めていないからです。
コミュニケーションが全く取れないのは困る。でも、
『子どもたちは、伸びる可能性をもっている』ことを知っています。
むしろ、
英語力がほぼゼロでも、やる気・意欲・目標のある生徒の方が、成長することも知っています。
面接を通じて、学校から
「是非この生徒に来てほしい!」と思ってもらえるようにアピールできれば、
成功です。
【必勝!面接のコツ①】短く!簡潔に!
一文も短く、文法も基本的な簡単なもので十分。
中学1~2年生くらいの英語力でも学んだ英語を組み合わせ、自分のことを話すということが、とても大切です。
【必勝!面接のコツ②】『分かりません。』を言える勇気を持て!
相手の話していることがわからない時は、
「質問が理解できません。」
「もう一度ゆっくり言ってもらえますか?」
「もっと簡単な言葉で話してもらえますか?」
と勇気を持って言いましょう。
それもまた、コミュニケーションのひとつだからです。
黙ってしまうことがなによりも、NG。
こういったもしもの時の英語での言い方、押さえておきましょう!
【必勝!面接のコツ③】自己アピールに徹せよ!
自分のアピールポイントをまとめておきましょう。
アピールポイントとしては、
日頃から自分が意欲的に取り組んでいることが話しやすいでしょう。
部活や習い事について、どんなふうに頑張っているのか。
またその成果についても、話せることがあれば、なお良いでしょう。
成果は、
『賞を受賞』という具体的でも、『継続●年』など。
たとえ、今見える成果がないとしても、
今後どうしていくつもりか、などに結び付けられると、さらに良いアピールになるでしょう。
また、特に思いつかない・・・という方へ。
『英語力ゼロ』をアピールしてみてはどうでしょうか。
留学に向けて、英語の勉強を頑張っていることをひとつのアピ―ルポイントです。
出来ていないことは自分でも分かっている。
だからこそ、努力しているところです。
という姿勢を知ってもらうことは、逆に、強みにつなげることもできます。
英語力がほぼゼロだった、わが家も合格!その裏ワザとは?
わが家の子どもたちも、留学前は、
英語力ほぼゼロ、ごく平均的日本人生徒でした。
そのわが家がインターナショナルスクールの合格をもらえた秘策。
受験対策にちょっとしたコツがありました。
以前にご紹介したように、
数学を強化していたこと。
直前に英語対策をしていたこと。
どちらも事実です。
その記事はこちらからどうぞ。
ですが、受験に工夫をしたことも、合格を勝ち取ったひとつの理由です。
それは、
複数校受験。
本命校は受験日を後ろに回す!という裏ワザです。
普段、英語の環境になれていない子どもたちにとって、
いきなりの英語でのテスト、英語での面接は、ずっと緊張の連続。
力を十分に発揮するには、慣れも必要です。
受験費用や手続きは少しかかってしまいます。
ですが、環境を整えることが、親の私たちができる受験対策のひとつです。
ただし、4校も5校も受験するのはやめましょう。
受験すること自体が嫌になります。
出来れば、2~3校に絞って、受験のスケジュールを計画するのがオススメです。
面接で全く答えられない!時のための秘策
さらにもう一つの秘策も。
実際の面接で、
- 思っている質問がでなかった
- 緊張のあまり、簡単な自己紹介以外は、答えられなかった
いう状況になることも考えられます。
そんな時の面接での最後の裏ワザ。
インタビューの終わりに、『自分から話をすること』です。
「これだけは言わせてください。」
と前置きしたうえで、
自分の強み・意欲・この学校でやりたいこと
などを、ごく簡潔に話し、入学の意思を最後にしっかりアピールしましょう。
そして、最後に
「聞いてくれてありがとう。」
と、感謝の気持ちも伝えましょう。
英語力がほぼゼロだと、自分から切り出すのには大変勇気がいると思います。
でも、
事前にセリフを用意・練習し、自分で一方的に話すのであれば、
会話のキャッチボールよりも、すこしハードルも下がるでしょう。
いざとなれば、
「紙に書いてきたので、読んでもいいですか?」
もありかもしれません。
どれだけ、この学校に入りたいのか。
その熱意を伝えることが、なによりも重要です。
まとめ
英語力に自信がない。けれど留学してみたい。
インターナショナルスクールの入学試験には面接(インタビュー)がある。
そんな中学生のために、面接対策術をご紹介しました。
面接対策のキーワードは、
- 『コミュニケーション力』
- 『自己アピール力』
です。
簡単な会話でも、英語でコミュニケーションしたり、自己アピールしたりするには、
『英語力ゼロのままで良し』とはさすがにいきません。
オンライン英会話などを利用して、
コミュニケーションや
自己紹介・自己アピールを出来るように、練習を積み重ねましょう。
難しい英語でなくて、OK。
まずは、簡単でも、言いたいことが伝わる英語を手に入れましょう。
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スカイプレッスンを通じて、初級者~帰国子女の子どもたちが利用しています。
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面接対策の一つとして、活用してみるのもいいですね。