年3回実施される英検(実用英語技能検定)。ここ数年、各級でテスト内容が変更されていますね。
グローバル人材育成のための、4技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)への取り組みへの対応です。
英語検定の変更点
2016年度第1回検定(2016年6月に一次検定)実施分から、
2級 : ライティングテスト
4級・5級 : スピーキングテスト
2017年度第1回検定(2017年6月に一次検定)実施分から、
準2級・3級 : ライティングテスト
が実施されています。
試験内容が変更になると、過去問などもありません。
受検級相当の力が備わっていれば、本来は問題ないことですが、出題形式などがわからないというのは、受検する側にとっては、少し不安、少しでも情報が欲しいところですよね。
ましてや、受検するのが子どもたちとなれば、とっさの反応も難しいものです。できれば、変更前に希望級を取得したい、と思ってしまうのではないでしょうか。
わが子の英検デビューは準2級
留学を始めて1年、子どもたちの今の実力がどの程度のものか知りたいと思い、英語検定の受検を検討しました。
年齢相当の3級からとも思いましたが、せっかく留学してるんですもの。チャレンジのつもりで準2級から!
結果としては、英語ほぼゼロの子どもたち、留学1年で無事、準2級一発合格しました。
わが子が使った、英検準2級対策の教材3つ
わが子の英検対策として、3つの教材を使用しました。
- 問題集1冊
- 過去問
- 単語アプリ
です。
英検準2級の問題集
今回の受検は、母である私の突然の思い付きではありますが、いずれ受検をさせよう・・・と思って前もって入手していたのが、「英検準2級 出る順 合格問題集」(旺文社)。
①問題を解く➡解答確認➡正答以外の単語の意味もチェック。間違った問題の番号に印をつけておく。 の方法で、一通り。
②各大問の「でる度A」「重要度A」を2回目実施
③①で間違った問題のみを2回目実施
④苦手な(間違いの多い)大問を一通り。
という順で実施させようと思っていました。
しかし、試験日までの時間調整がうまくいかず、結果的には、②をとばして、
①➡③➡④
の順で学習させました。
過去問題
英検のホームページから入手できる、3回分を2度実施。
同時に、スタディギアに登録し、お急ぎコースで、毎日学習。英検受検者は無料でできるので、大変助かりました。
単語アプリ
単語力に不安があるものの、単語帳では続かないわが子。とっても飽きっぽいのです。
そんな子どもたちに使用したのは、このアプリ。
学校ネット株式会社 「英検 英単語 無料5572問 2級,準2級,3級,4級,5級」
これは、
- ゲーム感覚で楽しめた。
- 音声もでる。(たまに出ないときもありますが(汗)。)
- 時間があるときに、手軽にできる。
というメリットがありました。
2級でも引き続き使用したいと思っています。
採点方法が変更になった英検
2016年度実施分より、採点方法が変更になっています。
以前は、1問1点で、その回の合格点に達していれば、合格でした。
ですから、例えばヒアリングが苦手でも、単語や読解が得意であれば、合格することも可能でした。
新方式では、試験後の全答案採点後に、各問題の配点スコアが決定されます。
つまり、解答速報が出て、自分の正答した数を確認しても、配点スコアは発表されないため、実際のスコアは導き出せません。
合格発表を待つしかないんですよね。
合格するためのコツ
採点方式の変更により、合格するためには、できるだけ苦手分野をなくすことです。
満点をとる必要はないのです。(もちろん、満点を目指すことは大切ですよ♪)。
各大問を7割前後、確実に正解することが、合格への近道かな・・・と思っています。
過去問や問題集で比較的苦手なところを、試験直前まで、あきらめずにやることが大切だと思います。
追記:準2級ライティング対策
2016年度に2級のライティング問題を経験した、わが子たち。
2017年度から準2級にもライティングが導入されるということで、一緒に、例題を確認、解答を考えてみました。
準2級のライティング例題の記事は、こちらからどうぞ。
時代とともに、英検やTOEICも少しずつ変化し、また、学校の入学試験への外部検定の結果の利用も始まっています。
このような検定試験も、自分の強みのひとつになることでしょう。
◇デジタル教材で勉強したい世代にはこんな教材もありますよ。
わが家も英検対策に使った「出る順」や、過去6回分の問題や、予想問題などの学習も可能なデジタル教材(パソコン・タブレットPC対応)『旺文社 英検 ネットドリル』(開発・販売元:株式会社 ショウイン)。無料体験あります。
※『旺文社「英検(R)」ネットドリル』は、株式会社ショウインが株式会社旺文社からライセンス快諾を受けて、開発・販売しているデジタル教材です。