海外旅行でも、海外移住などの長期滞在で、気になることの一つに、水の問題がありますね。
日本は、蛇口をひねって出てくるお水を飲むことができるのが、当たり前です。
(といっても、最近は飲み水を購入する人も増えていますが)
マレーシアでは、蛇口から出てくるお水は、飲むことはできません。
飲料水は、みんな対策をしているんですよ。
マレーシアの水道水事情
マレーシアの水について、ローカルの友人に聞いてみたところ、塩素消毒はされているよ、という話でした。
ただ、水道管や貯水槽の管理が行き届いていないことが多く、さびなどが混じってしまうことがあるようです。
そのため、やはりみんな、蛇口の水は飲まない。と言っています。
赤い水が出たっ!?
わが家は比較的新しく建てられたコンドミニアムに住んでいます。
キッチンからは、さびの混じったような赤っぽい水は出たことはまだ経験していません。
しかし、つい先日、バスルームのトイレ横にある蛇口から、赤っぽい水が・・・(;゚Д゚)
普段、床掃除で、バケツに水をくむために利用している蛇口。
あまりの突然の色にびっくりしました。これは、この一度きりの経験。
最近の日本では、なかなかできない経験です。
みんなの水対策
では、マレーシアでは、どのようにして、飲料水を確保しているのか。
多くの家庭が、次の二つの方法で、対策をしています。
ウォーターサーバーの設置
わが家もしているのが、ウォーターサーバーを1台置いて、アルカリ水を購入しています。
水屋さんに
「もうすぐなくなるから、持ってきて~!」と連絡すると、
5本のガロンボトルを部屋まで持ってきてくれます。
わが家がお世話になっている水屋さんの値段は、
19リットル入りボトル1本で、9リンギットです。
浄水器の設置
わが家が、追加で検討しているのが、浄水器の設置。
台所の蛇口に浄水器を付けたら?と、ローカルの友だちから勧められています。
ローカルでは、浄水器の設置の方が、メジャーなようです。
ただ、この浄水器、値段がピンからキリまであって、その機能がどれくらい効果的なのかが、まだ私には判断できていません。
日本の製品を持ってきて、つけてもいいかも?と思うくらい。
安いものは、これで、水が浄化されるの?と不安になるようなシンプルなものもあります。
これってこのままで飲めるの?と友だちに聞いたら、一回沸騰させる方がよりいいと思うよ。とのこと。
ん?やっぱり性能が低いってこと?
一方で、パナソニックなどの日本の会社の製品も、数百リンギットから数千リンギットというお値段まで。
これで、フィルターの交換もあるので、ランニングコストはなかなかです。
でも、口の中に入るものですから、悩むところなんですよね・・・。
蛇口から出てくる水道の料金は、さほど高くなく、3人で生活しているわが家は、ひと月20リンギットくらい。
子どものシャワー時間が長くなると、値段が高めになって、30リンギット(約900円)くらいになります。
断水には、ウォーターサーバーが便利
ウォーターサーバーは、水を注文、配達を待っているのが面倒、ということもありますが、
実は、サーバーがあってよかった、と思った出来事がありました。
それは、断水です。
浄水器だけだったら、断水の時に、蛇口から水がでなくて、困っていたと思います。
頻繁に断水があるわけではありませんが、水が出ないと、調理もできず、外食続きになってしまいます。
重いウォーターボトルをスーパーに買いに行く必要もなく、
断水を乗り切れた時は、サーバーがあってよかった、とほっとしました。
最後に
日本のように、インフラが、まだまだしっかりとは整っていないマレーシア。
水に関しては、サーバーなり、浄水器なりの対策は、必須です。
住まいを探すときにも、すでに設置されているか、自分で用意するのか、などのチェックは必要だと思います。
私はまだ設置していない浄水器。設置したら、またご報告したいと思います。