小学校や中学校の頃に、日本では当たり前のようにある、掃除の時間。
この生徒がする掃除、海外からみると、驚きの光景なんですよね。
自分たちで掃除するメリット
子どもと一緒に考えてみました。日本の学校のように、掃除の時間や当番があることの、メリットは何だろうと。
- 当番だから、ちゃんとやらなければならないという、責任感をもつ。
- 掃除は好きじゃないから、逆に教室を汚さないように気をつける。
- 掃除を効率よく終わらせようと、段取りを考える。
- 自分のまわりは自分でキレイにする、という習慣が身につく。
- 教室がキレイだと、勉強に集中できる。
という話が出てきました。
逆に、デメリットは?
真面目にやらない子を見ると、イラッとしていた。イライラすることが多くて、嫌だった。
これは、責任感がつよい、わが子の気持ちです。
気持ち的には、自発的というよりは、子どもたちはやらされている、という思いが強いので、
とっても楽しい時間とは、さすがにいきませんよね(笑)。
けれど、掃除はやるのが当たり前だったので、特に大きなデメリットは、感じていなかったようです。
海外では、清掃員がやってくれる掃除
海外では、雇用を促進するという意味もあり、学校の教室は、用務員や清掃員を雇って、掃除をしてもらっています。
確かに、雇用の機会からみれば、子どもたちが掃除することで、このチャンスが奪われる、と考えることもできます。
また、貴重な授業時間を削って掃除をさせるのは反対、という意見もあります。
しかし、誰かが掃除をやってくれる、という意識がみんなの中にあることで、
ポイ捨てや汚れたままでも気にしない、というデメリットがあります。
家もメイドさんがやってくれる、と思ってしまえば、
キレイを維持しようという、気持ちが弱くなってしまうかもしれませんね。
日本はクリーンな国
キレイを保つことが当たり前であるということを、学校生活でも学ぶことが、日本のとても良いところだと思います。
各家庭のしつけももちろん、影響していると思います。
それに加えて、教育の中で、
みんなで一緒に、清掃をしてキレイにするということを経験することにより、
街中でポイ捨てをする人があまりおらず、キレイな街並みを維持することができる要因にもなっていると私は思います。
マレーシアでも、まだまだゴミのポイ捨てなどがあり、街が汚れているところもあります。
友人たちは、「そこが自分たちの国の恥ずかしいところだ。日本は素晴らしい。」と言っていました。
継続してほしい習慣
学校で子どもたちが清掃をすることに、賛成の意見もあれば、反対の意見もあると思います。
しかし、掃除のしかたや、自分たちの環境をキレイにし、清潔を保つということを学ぶ機会が与えられている、日本の学校の掃除。
時間や負担の軽減をしても、ぜひ継続してもらいたい習慣だと思っています。