2017年のチャイニーズニューイヤー(CNY・旧正月)は1月27日・28日でした。
※2019年のチャイニーズニューイヤーは、2月5日・6日です。
中華系の方々が、にぎやかに新年をお祝いする日です。
ここマレーシアでも、花火や爆竹をならし、それはもう大変な騒ぎです。
今回は、そんなマレーシアでのチャイニーズニューイヤーの様子と、チャイニーズニューイヤーにつきもののアンパオについて、ご紹介したいと思います。
毎年日にちが異なる、チャイニーズニューイヤー
2017年は、1月27日・28日がニューイヤー当日でした。
多くの中華系マレーの方々は、この時期、故郷へと戻り、家族や親戚たちと、新年をともにお祝いします。
みんな帰省しているので、故郷の友だちとも会います。
日本のお正月とよく似ていますよね。でも、大きく違うのが、
- マレーシアの旧正月期間は、2週間ほど
- マレーシアの中華系のお店も、2週間ほど休み
ということです。
中華系のお店が多い場所は、本当に閑散としています。
そんなお店の場所とは対照的ににぎやかなのが、中華系の方々の家です。
親戚中が集まって、かなりの数の打ち上げ花火を打ち上げます。
爆竹もならし、お祝いします。
深夜1時だろうが2時だろうが、お構いなしです。
毎年、子どもたちと花火の音を聞いて、
「はぁ、また失敗した。もっと早く寝ればよかった。うるさくて眠れない。」と後悔する旧正月です(笑)。
新年のごあいさつには、手土産とアンパオ
よその家にあいさつに行くときには、
- 土産物(ジュースやビールだったり、お菓子の詰め合わせのようなもの)
- みかん偶数個
などをもって、お邪魔し、更に、子どもや独身の人には、アンパオを配るのです。
アンパオは日本のお年玉に近い?
日本でもお正月に子どもたちに、お年玉をあげますが、旧正月も同様です。
アンパオ(angpow)と呼ばれ、袋に新札のお金を入れて、渡します。
独身であれば、大人であっても、アンパオを渡すこともあるようです。
偶数枚、偶数金額が好まれるようです。
で、気になるのは、やはり、金額ではないですか?
お年玉だって、お年玉袋に入れる金額に悩みますよね?
中華系の友だちに聞いた。アンパオの金額
中華系マレーシアンの友人に、「どれくらい入れるものなの?」と聞いてみました。
彼女によると、
だいたいは、2RM(約60円)くらいから。
あとは、親しさによって、10RM(約300円)とか、20RMとかもあるそうです。
「日本だと、最近は小学生でも1000円(30RM以上)や3000円(100RM程度)など、普通かも。」というと、
「マレーシアでもそういう人たちも増えてきてるよ。」と言っていました。
日本のお年玉事情からみると、とても金額が少なく、いいのかしら?なんて思ってしまいますが、
このアンパオは、
「福を分ける」という意味が大切なようで、
中身の金額ではなく、たくさん配ることがよいとされているようです。
ま、もらう子どもたちは、もちろん中身が多いと喜ぶんですけどね(笑)。
子どもたちがもらったアンパオの金額は・・・
わが子も友人たちから、「これがマレーシアの文化だから~。」と言われ、いくつかアンパオをいただきました。
実際の中身は、5RM、10RM・・・。
2RMじゃない( ノД`)。
偶数枚という話もありますが、1RM札で10枚もあれば、5RM札1枚もありました。
時代とともに、アンパオの中身も柔軟に変化しているのかもしれません。
2018年のチャイニーズニューイヤーは、2月16日・17日の予定です。
来年のアンパオの金額の参考にしてみてください。
【追記】2018年のアンパオの中身
中華系のお友だちから、2018年も、子どもたちにいただいたアンパオ。
気になる中身は・・・
10RM
でした。やっぱり相場の金額が2017年以前より上がってきているようです。
ちなみに、友人宅でのお祝いのお食事会に呼ばれたとき、初対面の方々からも、アンパオをいただきました。
こちらは、
5RM
が多かったです。
2度と会うこともないかもしれないのに・・・とっても恐縮してしまいます。
それぞれの関係性などから、多少の金額の差はあれど、5~10RMは一般的金額のようです。
2019年は、どうなることやら⁈さらに値段が上がっていくんでしょうか・・・