マレーシアで自動車の免許って外国人でも取得できるの?
学科教習や学科試験ってどんな感じ?対策は?
そんな疑問にお答えします。
マレーシアでの運転免許(AT限定)取得に向け、チャレンジ中のわが子。
現在進行形での挑戦中のため、随時情報をアップしていきます。
今回のこの記事では、
- マレーシアの運転免許を取得するときの大事な注意事項
- マレーシアの運転免許取得のための学科教習・学科試験とは?
- マレーシアの自動車免許教習所ってどんな感じだろう
といった疑問についてお答えしていきます。
学科教習はオートマ車限定もマニュアルでもほぼ変わりません。
マレーシアでの自動車免許取得に興味のある方必読です。
マレーシアの運転免許を取得するときの大事な注意事項
マレーシアで運転免許を取得しようとした時に忘れてはならないのが、服装の注意事項!
ゆる~いマレーシア、老いも若きもTシャツに短パン+ビーチサンダルという姿をよく見かけます。ですが、免許の時はこれはNG。
教習所へ行く時、学科試験を受験する時は、
- 襟付きのシャツ
- 長ズボン
- 足をしっかりと覆っている靴
という服装規定が指示されました。
襟付きのしっかりした綿のようなシャツを着た子もいれば、襟付きポロシャツの子もいたので、襟がついていることが重要なようです。
あとは、身分証明証(パスポート)も毎回持参です。
マレーシアの自動車免許取得のための学科教習
マレーシアで自動車免許を取ろうと思ったら、まず最初に受ける必要があるのが、学科教習。KPPと呼ばれています。
時間にして・・・・6時間。昼食休憩をはさんで、朝から夕方まで授業を受けて終わり!なのです。日本とは大違い(-_-;)
今回お世話になっている教習所のタイムスケジュールは以下の通り。
~8:30 | 教習所必着 |
8:30~9:00 | 入所手続 |
9:00~11:30 | 学科教習①(2時間30分) |
11:30~12:00 | 休憩(スナックタイム) |
12:00~12:45 | 学科教習②(45分) |
12:45~14:15 | 昼食・休憩タイム |
14:15~17:00 | 学科教習③(2時間45分) |
学科教習の前に・・・色覚テストあり
入所手続が終わって、学科教習が始まる前にあったのが、色覚テスト。
20問ちょっとのファイルを渡され、模様のなかの数字や図形を答えるテストです。
色覚検査は、石原表のものだったり、図形を判別するものだったそうです。
石原表については、こちらを参考にしてみてください。
マレーシアの自動車免許 学科教習の内容は?
学科教習は、授業の時のもらった学科教本をもとに進められます。
もらった学科教本は、『マレー語』です(笑)!!
教習内容について、一部ご紹介すると
- 免許証の種類の説明
- 免許取得のための必要な条件
- 免許取得までの流れ
- 仮免許・初心者マークのルール
- 標識・手信号の説明
- 運転時の死角等の説明
- 車間距離・追い越し・路肩駐車・右左折の方法(アニメーション)
- ラウンドアバウント・Uターン専用車線の運転の仕方(アニメーション)
- 反則点数について
などの説明を聞きます。
教室内にあるテレビモニターは、教科書の内容を表示したり、アニメーションを流すために使われています。
たま~に教官が質問するのですが、わが子は外国人だったので、指名されることはなかったそうです。
実は、今回の学科教習、マレー語の先生のみで、わが子はひたすら画像から意味を推測するしかなかったようです(-_-;)。
一緒に受けていたローカルの友だち(チャイニーズ系)ですが、マレー語は多少わかるはずなのですが、それでもさっぱりわからなかった・・・と言っていました。
ちなみに、この教本の英語版というのは、正式にはないようです。
外国人やマレー語がわからない・・・という場合は、英語版の学科試験過去問題がまとめられた冊子などを購入することができるようです。が、今回、わが子も友だちも購入せずに、別の方法で対策をしました。
マレーシアの自動車免許 学科試験対策は?
マレーシアの自動車免許取得のための学科試験。
教習を受けた1週間後にコンピューターテストで受験することになりました。
1週間の間に学科試験対策としてやったことを挙げてみました。
- 教本でイラスト等で理解できそうなものをなんとなくチェック
- 無料の免許試験用のアプリ(英語版)を繰り返しやる
- 分からない問題はすでに免許を取った友だちに確認して教えてもらう
ということをやっていました。
使用したアプリはこちら。
≪Ujian KPP 2019≫
反則点数がアップデートされていないようです。最新の点数はテキストでチェックしておく方が良さそうです。
≪KPP4U≫
こちらは、とある教習所で紹介されているアプリ。その教習所の生徒向けに案内されています。
ですが、英語の言語も選べ、GUESTとして利用できたので、ご紹介しておきます。
マレーシアの自動車免許の学科試験
学科試験は、いつもの教習所とは別の場所で、学科試験用(コンピューターテスト)の会場でした。
学科試験時の服装ももちろん、襟付きシャツ・長ズボン・靴 です。
自動車免許学科試験時の持ち物
- パスポート
- パスポート写真ページコピー(3枚)
- ビザページコピー(3枚)
- パスポート申請用サイズ証明写真(50mm×35mm・白背景 1枚)
- 免許申請用サイズ証明写真(32mm×25mm・白背景 2枚)
- 10RM
これらを、試験当日持ってくるように、教習所の先生から言われていました。
10RMは、受験会場内での写真撮影のためでした。
写真屋さんは試験場のすぐ近くにもある
友人は写真を持っていっていなかったのですが、会場のすぐ横にちゃんと写真屋さんがあって、そこで撮影できたそうです。
この辺りは、日本も一緒ですよね。免許センター・パスポートセンターのそばには、必ず写真屋あり!
事前に用意できていなくてもあまり心配する必要はないかもしれません。
【余談 わが家の近くの写真屋さん】
パスポートサイズの証明写真を撮影した際、データで保存してくれていて、データ番号を言えば、焼き増し可能。なんと、免許用にリサイズもそのデータでやってくれます。4枚1セットで8RM。こういう柔軟なマレーシア、とても楽(笑)
自動車免許 学科試験の流れ
①受験申込
- パスポート提出
- 入室時間記録(退出時間も)
- 名前の記名
- AT限定orマニュアルかを申請
これらを用紙に記入して受付の方に渡し、受験者登録をしてもらう
②写真撮影
会場内で写真撮影(10RM)
髪型、ちゃんと整えていきましょう(笑)!
③コンピューターテスト受験開始
1)パスポートを受け取り、自分に割り振られたパソコン番号のところへいく。
2)次の情報をパソコンに入力。
- 名前
- 区分(外国人)
- パスポート番号+国籍(JPN)※例:MA111111JPNと入力
3)パソコン画面に表示された、MALAY・ENGLISHの選択ボタンから、ENGLISHを選ぶ。
(間違えても、選択の画面には戻れません。必ずENGLISHを選択。)
4)色覚検査8問
- 2回まで受けられる(問題は戻って訂正できる)
- 全問正解しないと失格
5)文字と数字の認識チェック5問
- 2回まで受けられる (問題は戻って訂正できる)
- ナンバープレートや数字・アルファベットが表示される
- 3択の中から正しい答えを選択
6)学科試験
- 45分間 50問(問題は戻って訂正できる)
- セクションは1~3の3つに分かれている
- 答えは3つの選択肢の中から選ぶ
- 全問回答し終えたら、その場で取得ポイントが表示される
- 42問以上の正解で合格
問題が英語なので、その英語の理解力が試されている!と言ってもいいかもしれませんね。
その場ですぐに結果が出ます。
試験自体は45分間のテスト。
ですが、コンピューターテストを受けに来て、順番を待っている人数次第では、待ち時間がかなりできてしまうこともあります。
冷房対策や時間潰し用のものを用意しておくことがオススメです。
マレーシアの自動車免許教習所 どんな感じ?
違う国の自動車教習所、どんなところなんだろうと気になる方もいらっしゃるのでは?
そこで、わが子が撮ってきてくれた写真で教習所の中の様子をご紹介。
教習所の建物内は、まさに学校といった感じですね。
教室内も、標識があちこちに掲示されていて、日本とあまり違わないような・・・。
ここの教習所はなんとなくきれいな方な気がします(;^_^
こちらは、昼食用のクーポン。教習プランに食事がついていて、このクーポンを出して、昼食を受け取ります。
ちなみに・・・KUPON=クーポン MAKAN=食事 TENGAHARI=昼 の意味です。
中身は選べず・・・。
わが子は、辛くて食べれないかも~と家から弁当を持っていったため、現地で偶然会った知り合いに写真を撮らせてもらいました(ピントが・・・)
教習所内には、ちょっとしたお店も入っていて、軽食や飲み物も購入可能です。
今回は、学科教習だったので、教室で過ごす時間がほとんどでした。機会があれば、外の実技練習用サーキットの様子もいずれご紹介したいと思います。
マレーシアで運転免許取得 学科教習&学科試験編 まとめ
①マレーシアで運転免許を取得する際の服装は、『襟付きのシャツ・長ズボン・靴』を着用
②学科教習は6時間 で終了
③学科試験対策は、過去問の冊子またはアプリ(いずれも英語版を入手)を活用。英語での出題になれることが大切
④学科試験は、コンピューターテストの言語は必ず「ENGLISH」を選択。色覚検査・文字&数字認識チェックは2回受けれるので、焦らずに。
問題を理解できる英語力があれば、学科試験はまず落ちることはないかと思います。
アプリなどで何度も問題に触れて、対策をしておけば安心です。