バスや電車以外に、タクシーの利用者も多いマレーシア。
旅行者にとっては、便利なひとつの交通手段です。
世界80か国以上で利用されている配車タクシーサービスのUber(ウーバー)も数年前に東南アジアに参入。マレーシアの配車アプリサービス事情も変化していました。
が、つい先日、そのUber(ウーバー)が東南アジア事業からの撤退を発表。
今後は、配車アプリは、Grab(グラブ)を利用することになります。
これからマレーシアを訪れる方は、Uber(ウーバー)ではなく、Grab(グラブ)が必須アプリですよ!
Uber(ウーバー) がGrab(グラブ)に譲渡。いったい何が変わる?
2018年3月26日に発表になった、Uber(ウーバー)の東南アジア部門のGrab(グラブ)への譲渡。
Uber(ウーバー)をメインに使っていた私にとっては、
「いったい何がどうなるの???」と疑問と心配が・・・
すると、事業譲渡発表後すぐに、Uber(ウーバー)とGrab(グラブ)から、メールが届きました。
そのメールによると・・・
東南アジアでのUber(ウーバー)事業最終日は2018年4月8日
4月8日をもって、東南アジアエリアでのUberサービスをGrabに完全移行
Uberそのものは、世界の他のサービス提供エリアでは使用可
Grab(グラブ)アプリのインストールを推奨する
という内容でした。
配車アプリ Grab(グラブ)って?
2012年にマレーシアでの「My Teksi」というタクシー配車サービスが、始まり。
Uber(ウーバー)の市場参入などにより、My TeksiがGrabへと成長。
ソフトバンクからも出資を受けている会社です。
マレーシアでは、Uber(ウーバー)よりも長く利用されているアプリですね。
配車アプリGrab(グラブ)を登録!
ここで、Grab(グラブ)アプリの登録手順を再確認してみましょう。
登録前に確認、用意しておくといいもの
登録に必要な情報として、以下のものが最低限必要です。
- 名前
- Eメールアドレス
- 携帯番号
または、
- FacebookやGoogleのアカウント
どうしてGrab(グラブ)の登録に携帯番号が必要なの?
登録の最後に、アクティベーションコードの入力があるためです。
アクティベーションコードは、携帯のSMS(ショートメッセージ)で受信します。
SMSを受け取れる環境と携帯を用意して、アプリを登録しましょう♪
アプリのインストール
Grabのアプリを携帯にインストールします。
アカウント作成
アプリをインストールした後、アプリを起動すると、アカウント作成画面が出てきます。
アカウント作成には、
- Facebookアカウントを使用する
- Googleアカウントを使用する
- 携帯番号を使用する
の3つの方法から選ぶことができます。
携帯番号でアカウントを作成する場合
- 名前
- Eメールアドレス
- 携帯番号
が、ここで必要になります。
①国番号を選択
例えば、
- 日本なら+81
- マレーシアなら+60
②携帯番号を入力
ただし、携帯番号の最初の”0”を省いて入力。
(例)090-1111-0000の場合、”0”を省いた、90-1111-0000を入力
③のアクティベーションコードをSMSで受け取る
④受け取ったコードを入力
これで、Grab(グラブ)のアプリ登録完了です。
Grab(グラブ)アプリ・アカウントを削除したくなったら、こちらから
支払い方法の登録
Grab(グラブ)の乗車運賃の支払いは、
- 現金
- 事前登録したクレジットカードまたはデビットカードからの引き落とし
- GrabPayクレジットによる支払い
の3種類の方法があります。
今回は、クレジットカードの登録についてご紹介します。
クレジットカードの登録
Grab(グラブ)のアプリ内の『GrabPay』から登録。
アプリを立ち上げて、トップ画面のメニューバーをクリック。
GrabPayをクリックすると、以下のページが出てきます。
『Add Payment Methods』をクリックして、登録画面へ。
カード情報を入力し、Save(保存)すれば、完了です。
Grab(グラブ)のwebサイトから登録
アプリから登録ができない場合、
Grab(グラブ)のwebサイトからログインして登録します。
Grab Malaysiaのサイトはこちらから。
①画面右上の『Login』をクリック
②アカウント登録で使用した携帯番号を入力
- 国番号の選択
ただし、ドロップダウンリストの中に日本(+81)の選択肢はないので、一番下の空欄に自分で”81”を入力
- 携帯番号の入力
携帯番号の最初の”0”を省いた番号を入力
③6ケタのログインPINを入力
インストールしているGrabアプリのNotifications(通知)に6ケタの数字が届くので、これを入力。
※6ケタのPINナンバーは、3分のみ有効。3分経ってしまった場合は、もう一度携帯番号を入力し直して、PINを受信してくださいね。
PINが入力できたら、webの自分のアカウントページにログイン完了。
④Grab Payよりカード登録
メニューから『Grab Pay』を選び、カード情報を入力します。
カード登録に必要なこと
使用できるカード:VISA/Master Card/AMERICAN EXPRESS/銀聯/JCB
- クレジットカード番号
- 有効期限
- CVV番号(カード裏面に書かれているセキュリティーコード)
を入力します。
どっちがいい?現金払いとカード払い
現在のGrab(グラブ)では、
現金か、事前登録したクレジットカード・デビットカードでの支払いが可能ですが、
どちらにもメリット・デメリットがあります。
現金支払いの場合
メリット
支払いがその場で完結する明確さ。
また、
ドライバーの中には、即現金がほしい、という人もいるようで、
カード支払いよりも現金支払いの方が、ドライバーがつかまりやすい場合もありました。
短期のマレーシア旅行で、どうしてもクレジットカード登録をしたくない!という場合には、現金をおすすめします。
デメリット
少額の紙幣、小銭などの用意が必要になってきます。
運転手がお釣りを十分に持っていない、というケースがあるんです。
たとえば、自分が持っていたのが、10リンギット紙幣と5リンギット紙幣を持っていたとします。
実際にかかった運賃は13.50リンギット。
普通であれば、もちろんお釣りを渡してくれます。
が、運転手がお釣りを持ち合わせていなければ、15リンギットを払うしかなくなってしまいますよね(-_-;)
ですから、現金払いの場合は、財布の中身に気を付けておく方がよいでしょう。
まれに、逆のケースで、
とてもいい運転手さんで、小銭の端数をおまけしてくれる、なんていうこともあるんですけどね(笑)
カード払いの場合
メリット
現金の用意の必要がないので、支払い用に小銭などを全く気にする必要がない。
現金がほとんどない時でも、とりあえず、目的地へ移動できる(笑)
デメリット
現金がどーしてもすぐに欲しいドライバーに、現金払いかどうか確認されて、カード払いだといったら、
乗車拒否されてしまったことがありました(-_-;)
その後、他のGrabがつかまらず、苦労した経験があります。
ほんとにレアケースだとは思いますが・・・。
Uber(ウーバー)事業譲渡のおかげ 今だけ使えるプロモーション⁉
Uber(ウーバー)のGrab(グラブ)への事業譲渡にともない、これまでのUber(ウーバー)ユーザーへ、Grab(グラブ)アプリインストールを薦めています。
それを促進するために、特別なプロモーションコードがありました。
Promo code: GRAB4W
初回の利用時に割引が適用されるようです。
ちょうど知人がこのコードを『promo』のところに入力して利用したところ、
10リンギット分の割引がありました。
他にもあります。初回限定の割引(有効期限あり)
初回限定のプロモーションコード、ご紹介しておきます。
もし、『GRAB4W』が使えない時は、お試しください。
Promo Code: LETSGRAB
お得な内容
初回・2回目の利用の際、最大8RMの割引(ただし、マレーシア国内に限る)
- 新Grab(グラブ)利用者のみ対象
- 現金または、GrabPay(クレジットカード/デビットカード)支払い
- 最初の連続した乗車が対象
有効期限:2018年2月1日~2018年6月30日まで
他にプロモーションはないの?
私からの友人紹介コードというものもあります。
アプリ登録後の最初の乗車が、無料になるようです。
紹介コードは、
GRABMYGLOBAL192
です。
追記:Grab クーポンコードについて
2019年12月にクーポンについて見直してみたところ、アプリの新規インストール・アカウント登録に関しての招待制クーポンは終了していました。
また、現時点では、新規利用者に対するプロモーションも見つけることができませんでした。
配車サービスだけでなく、GrabFood ・GrabPayなど、レストラン等のデリバリーサービスやキャッシュレス決済サービスなどに最近は注力しています。
GrabFood・GrabPay利用などでは、頻繁にプロモーションが実施されています。
クアラルンプール中心部以外では、車での移動の方が便利なのは相変わらずです。
ぜひご旅行の際には、事前にインストール・登録して、ご利用いただけたらな・・・と思います。
Grab(グラブ)利用方法については、こちらから!
Grab(グラブ)アプリ・アカウントを削除したくなったら、こちらから
Uber(ウーバー)の過去の利用履歴は、どうなる?
4月8日にGrab(グラブ)に移行されてしまうUber(ウーバー)。
結果としては、移管後も、過去履歴などは、アプリを通して確認ができるようです。
Uber(ウーバー)メインに使っていた私にとって、便利だった「過去履歴」。
料金やかかった時間など、過去のデータを参考にするためです。
4月8日以降、もう全く見れなくなるのかな。と心配しましたが、アカウント自体を削除しなければ、アプリから確認可能!
Uber(ウーバー)が完全になくなってしまうわけではないので、アカウントは、しばらくそのままにしておこうかな、と思っています。
さいごに
Uber(ウーバー)が撤退してしまうことによって、Grab(グラブ)のみの市場になってしまう、マレーシアの配車アプリサービス。競争相手がいないことで、サービスの質が落ちないか、心配です。
ただ、日本とは違って、流しのタクシーを捕まえることは、旅行者や現地の言葉が十分でない外国人にとっては、とても危険。料金のぼったくりにあったり・・・ということがなきにしもあらず。
配車アプリサービスは、GPSで場所を追跡できるうえ、ドライバーの名前やカーナンバー、そして、料金も明確なので、やはり利用しない手はありません。
マレーシアを始め、東南アジアへ来る際には、ぜひ、Grab(グラブ)を登録しておきましょう。
追記
質問があったので、その回答をこちらに記しておきます。
「日本のクレジットカードは使えませんか?」
⇒
私は、日本で発行されたクレジットカードを利用登録しています。
ちなみに、携帯番号は、マレーシアの携帯番号です。
ご参考まで。
Grab利用時は、こちらの記事のアプリも参考にしてみてください。