前回、マレーシアの電気料金について、ご紹介しました。
2年以上のマレーシア生活の中で、この夏、不思議な電気料金の請求書がやってきました。
請求金額RM0.00!!
何が起きたのでしょうか?
請求金額RM0.00の秘密は、不思議なルールのせいだった
請求書の期間
この請求書の使用期間は、今年の夏、7~8月の分の請求書です。
子どもの学校の夏休みで、ほとんど日本に帰って、マレーシアにいなかった時期です。
この期間にマレーシアにいたのは、数日だけでした。
でも、帰国中、ブレーカーを落として、帰ったわけではありません。
冷蔵庫の電源は、入れたままで一時帰国。多少の電気代は、発生しています。
なぜ使用しているのに、請求は0?
実際、使用した電気量の金額は、RM10.03と明示されていました。
でも、請求書の下をみていくと、
Kegunaan Bulan Semasa RM 10.03
6% GST(6%×RM0.00) RM 0.00
Dibiayai Oleh Kerajaan M’sia RM -10.03
Caj Semasa RM 0.00
オールマレー語です(笑)。Google翻訳さんによると
今月の使用料 RM 10.036%GST(消費税) RM 0.00
国による資金供給 RM -10.03
請求金額 RM 0.00
となっています。
この、Dibiayai Oleh Kerajaan M’siaが、請求0の秘密でした。
これは、請求金額がRM20未満の時に、国から補助が出るようになっている、とローカルの友だちに教えてもらいました。
はじめ、この請求書を見た時、
「え?請求書が間違っている!」
と思ってしまった私。
間違いではなく、ちょっとラッキーな請求書でした(笑)。
リタイア後に、マレーシアと日本で交互に生活している方たちだと、何回かはお目にかかる請求書の金額かもしれないですね。
では、いつもの電気料金はいくら?
1年目の電気料金
わが家が2年前にマレーシアにやってきたのは、冬の時期。
さむ~い日本からやってきて、とても涼しく感じました。
エアコンをつけるほどの暑さには感じず、窓をあけ、シーリングファンを回せば、快適な室内温度。
殆んどエアコンをつける機会がありませんでした。
そんな1年目の電気料金は、26RM~40RM(約800円~1200円)ほど。
日本の電気代から比べると、1/3の金額どころじゃありませんよね。
2年目の電気料金
さすがにマレーシアの気候に慣れてきたのか、それとも、単に暑いのか。
蚊が入ってくるのも困るので、夜、窓を閉めて寝ると、ファンだけでは寝苦しい。
で、数時間エアコンを入れるようになってきたところ、
電気料金の請求金額も70RM~80RM(約2000円~3000円)くらいになりました。
それでも、日本の夏のエアコンの使用時期を考えれば、安いんですけどね。
戸建てに住んでいる方は、部屋の広さもありますし、もう少し電気代はかかっていると思いますが、
コンドミニアムの普通の広さだと、100RM前後が相場だと思います。
最後に
全部マレー語で、理解しにくいマレーシアの電気料金の請求書ですが、請求が0RMになってしまうような、お得なシステムもあります。
日本では、考えられないシステム。国が違えば、いろいろ面白い経験もするものです。
日本へ一時帰国後の請求書の金額がRM0でも、驚く必要はない。というお話でした。
【追記】2017.4.2
先日、同じようにマレーシアに留学中、賃貸で住んでいらっしゃる方と、
たまたま、電気代の話になりました。
その時に、「20RM以下だったけど、請求はRM0ではなく、ちゃんと請求されていましたよ。」というお話がでました。
ローカルの友だちに、電気代について聞いてみたところ、
「もしかしたら、オーナーさんがマレーシア人ではなくて、外国人なのかもしれない。それで、制度が適用されないのかもしれない。」と言っていました。
たしかに、お友だちの借りているユニットのオーナーは、マレーシア人ではないそうです。
電気会社との契約者であるオーナーが外国人、というのが、
RM0 にならない理由なのかは、確認中ですが、
使用量が少なくても、RM0 にならないケースもあるようです。