マレーシア留学生活の準備として、クレジットカードを検討している方へ。
マレーシア生活をスタートさせる前に、留学準備として忘れずに用意しておきたい『クレジットカード』。
すでに持っているカードで十分、と考えていませんか?
海外留学や海外生活において、よりお得なクレジットカードがあります。
今回は、
- マレーシア留学生活において、クレジットカードが必要な理由
- マレーシア留学で、クレジットカードをもつメリット・デメリット
- 留学生活で、オススメのクレジットカード
について、ご紹介します。
マレーシア留学にクレジットカードの事前準備が必要な理由
マレーシアの銀行口座開設までに時間がかかる
マレーシアの銀行で口座を開設すれば、その銀行で、デビットカード機能が一体になっているキャッシュカードを作ることができます。
外国人が口座を開設できる条件としては、マレーシア政府によって発行された「ビザ」が必要となってきます。
マレーシアへの親子留学の場合、学生ビザ・保護者ビザを取得する方が多いかと思います。
しかし、このビザを取得するまでに、手続きの関係で、2か月~3か月近くかかってしまう場合も。
そうなると、口座開設ができるまでの生活費等は、すべて現金で・・・ということに。
ですが、海外生活において、多くの現金を持ち歩くことも、安全上、なるべく避けたいもの。
クレジットカードを持っていれば、いざという時、カードでの支払いをすることができて安心です。
保護者ビザではクレジットカードが作れない
また、学生ビザ・保護者ビザでは、基本的には、マレーシア国内発行のクレジットカードを作成することは困難です。
口座開設をした銀行の担当者に
「なぜ、このビザでクレジットカードが発行できないの?」と聞いたところ、
「マレーシア国内での収入がないから。」という回答でした。
海外では、本人確認の証明等のために、クレジットカードが必要な場合もあります。
さらに、海外にいる場合、クレジットカードを持っていれば、現地のATMで現金(現地通貨)を引き出すことも可能です。
ですから、日本で発行したクレジットカードを持っていることで、もしもの場合に備えることができるのです。
マレーシアで広く利用できるクレジットカードのブランドは、『VISA』『Mastercard』です。
少なくとも、この二つのブランドのクレジットカードは、最低限持っておくことをオススメします。
マレーシア親子生活でクレジットカードをもつメリットとは?
マレーシアでの長期滞在生活で、クレジットカードは買い物だけでなく、以下のような場合にも便利です。
Grabをキャッシュレスで安心利用
マレーシア生活において、都心部以外は、一気に不便になる交通網。そんな中で役に立ってくれる、配車サービスのGrab。
でも、支払いを現金にすると、降りる際に、お財布を取り出す行為が必要になり、また、運転手と利用者の双方でお釣りのやり取りの問題などが生じます。
そこでGrabの支払い方法をクレジットカード決済にしておくと、
で、安全にGrabを利用することができます。
Grabについては、こちらの記事も参考にどうぞ。

クレジットカードのキャッシング利用での両替のメリットとは?
マレーシアの現地通貨はリンギット(Ringgit)です。
もちろん、日本の銀行や出発空港などでも両替は可能です。
しかし、マレーシアリンギットの場合、取り扱っている店舗も限られている上、ニーズの多いアメリカドルなどと比べると、両替手数料がかなりかかり、両替のレートが悪いことが多いのです。
また、マレーシアの空港で両替するのも、日本の空港よりはましなのですが、あまりお得なレートとは言えません。
両替する場所によってレートが大きく異なるので、しっかりと見極めないと、換金で損をすることになります。移住してすぐの場合、その良し悪しを見極めるのもなかなか大変な作業です。
その点、クレジットカードのキャッシング機能はとても便利です。
クレジットカードのキャッシング機能を使えば、
- 空港や街中のATMで現地通貨で引き出せる
- 空港や銀行の両替商と比べて、両替のレートがよい
- 両替手数料が安い
- 必要な分ずつの両替が可能
などのメリットがあります。
海外旅行保険が付帯。場合によってはキャッシュレス診察も可能
日本で発行されているクレジットカードであれば、ほとんどのカードに、『海外旅行保険』が自動または、クレジットカード利用時に付与されるサービスがあります。
クレジットカードの種類によって、カバーされる内容や金額の上限など、サービス内容は異なります。
ケガ・病気など、いざという時に、キャッシュレスで診察を受けられるように手配してくれるサービスを備えているカードもあります。
長期にわたる留学生活では、海外留学保険加入もひとつですが、一定の期間であれば、クレジットカードの海外旅行付帯保険も上手に利用できます。
近隣国への旅行先におけるホテル宿泊費のデポジット
マレーシアには、近隣の東南アジア諸国へ飛んでいるLCCなども多くあり、格安で東南アジア旅行をするのにも絶好のロケーションです。
ちょっとした長めの休みなどを利用して、旅行するのもよいでしょう。
そんな時、宿泊先のホテルで、デポジットとして、クレジットカードを求められることがあります。
海外旅行にはクレジットカード携行は必須、といえるでしょう。
海外生活における、もしもの場合のリスク回避
マレーシアの都市部は日中は比較的安全と言われています。
ですが、そこはやはり海外です。日本とは違って、ひったくりなどの被害がゼロではありません。
盗難に遭った際には、ほぼ現金は手元に戻ってきません。
その点、クレジットカードであれば、使用を止めてしまえば、被害を最小限に食い止めることができます。
ただ、1枚クレジットカードを使用停止にしてしまうと、困る場面もでてくるので、海外生活では、クレジットカードは複数持ちするのがオススメです。
ポイント・マイルが貯まる
クレジットカードには、利用状況に応じて、ポイントが貯まるというサービスがあります。
その貯まったポイントを使って、お得に買い物が出来たりします。
また、クレジットカードの種類によってはマイルも貯まり、そのマイルを使って、航空券の購入や席のアップグレードに利用することも可能です。
クレジットカードを持つことのデメリット
クレジットカードを持つメリットがある一方で、やはり、デメリットもあります。
マレーシアでのクレジットカード利用。スキミングに注意!
マレーシアはクレジットカードのスキミングの犯罪も多く、マレーシアにある日本国大使館からも注意喚起がされていたこともあります。
スキミングとは
「スキミング」というのは、クレジットカードの情報を不正に入手して、まったく同じ偽造カード(クローンカード)を作って不正利用する犯罪のことです。クレジットカードそのものを盗むのではなく、「スキマー」と呼ばれる装置を使って、クレジットカードの磁気ストライプに書き込まれている情報のみを読み取るため、自分が被害者であることに気がつきにくいという特徴があります。月末に請求書が来て、その請求額の多さにはじめて被害にあったことを知るというケースがほとんどです。
引用元:三井住友カード(https://www.smbc-card.com/nyukai/index.jsp)
安全のセキュリティ対策『クレジットカードのスキミングとは?意味や手口と対策・防止方法をご紹介』より
クレジットカードのスキミング対策
ひと気の少ないような場所にあるATMなどを利用すると、スキマーが仕掛けられていることも・・・。
ですから、くれぐれも辺鄙な場所にあるATMの使用は避けましょう。
また、
- ホテルや大手ショッピングセンターなど、信用できる場所での利用を心がける
- ショップ店員の動きなどにも目を配る
ことを忘れないようにしましょう。
時には、カバンなどの外側から、スキミングされてしまうようなケースも。
持ち歩く際のスキミング対策として、以下のような方法もあります。
スキミング対応財布
マレーシア留学生活でクレジットカードが使えない場所は?
ホーカーと呼ばれる屋台街や、小さなお店が並んでいるようなショップロットでは使えないところもあります。
マレーシアのローカルフードを楽しみたい場合は、現金を準備するようにしましょう。
マレーシア留学生活におすすめしたいクレジットカードとは
マレーシアでの留学生活にまずは持っていたい、オススメのクレジットカードは、以下のものです。
年会費無料‼手厚い海外旅行保険が自動付帯される『エポスカード』は必携
年会費無料な上に、海外旅行保険が持っているだけで自動的に付与されるタイプのクレジットカードである『エポスカード』。
保険のカバー内容も、他の[ 年会費無料 ] + [ 保険自動付帯 ]のクレジットカードと比べて、かなり優れている内容となっていて海外旅行には必ず持っていたい1枚です。
カード発行日数も条件によっては、即日発行ができる場合も。
海外への出発が迫っている中でも、短期間でカードを入手することが可能です。
★『エポスカード』の特徴★ | |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
申込条件 | 高校生を除く18歳以上 |
おすすめポイント |
|
今なら入会特典として、2,000円分のエポスポイントがもらえます。
(マルイでの店頭受取をご選択の場合は、マルイでのお買物にご利用いただける2,000円分のクーポンのプレゼントになります。)
(※「緊急事態宣言」による、マルイ等のカードセンターが休業しているところがあります。店舗受取を検討する場合には、事前に店舗のホームページなどでご確認ください。)
現地キャッシングで力を発揮する『セディナカード』

画像は、「セディナカード」公式サイトよりお借りしました。
海外でのキャッシングによる現地通貨の引き出しを考えている人にオススメのクレジットカード。
繰り上げ返済がネットで完結することができるので、海外にいても、速やかに借入返済をすることが可能です。
★『セディナカード』の特徴★ | |
年会費 | 無料 ※家族カードも無料で発行可能 |
国際ブランド | VISA, Master, JCB |
申込条件 | 高校生を除く18歳以上 |
おすすめポイント |
|
ただし、残念ながら年会費無料のセディナカードには、海外旅行保険が付帯されていません。
海外旅行保険も・・・と考えるなら、
年会費が1,905円(税抜)のセディナカードゴールドもオススメです。
アジア諸国を旅するたびに得する年会費無料の『Booking.comカード』

画像は、「Booking.comカード」公式サイトよりお借りしました。
Booking.comカードは、三井住友カードが発行しているクレジットカードです。
世界中のホテル宿泊などのオンライン予約ができる『Booking.com』サイトを利用する人にとっては、使えば使うほどお得なクレジットカード。
カード利用で100円ごとに1ポイント、ホテル宿泊については宿泊金額の5%がさらにポイントとして貯まります。
マレーシアに住んで、周辺国も巡りつつ、お得にポイントも貯めたい方には、特にオススメのクレジットカードです。
★『Booking.comカード』の特徴★ | |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
申込条件 | 高校生を除く18歳以上 |
おすすめポイント |
|

海外生活では複数枚の使えるクレジットカードを準備しておこう
マレーシアでの生活を送る上で、用意しておきたいクレジットカードを3つご紹介しました。
クレジットカードには
- 海外旅行保険内容が手厚いもの
- 海外ホテル利用時に便利なもの
- 海外キャッシングに便利なもの
- 優待サービスが充実しているもの
- ポイント還元率がよいもの
など、いろいろな特徴があります。
海外生活では、予想のつかないことが起きる場合もあります。
いざという時に備え、複数枚、また、異なった国際ブランドのクレジットカードを準備しておくと、安心して海外での留学生活がしやすくなりますよ。
今回オススメした3種類のクレジットカード、ぜひ参考にしてみてください。