以前、インターナショナルスクールの入学試験のために使用した、小学生・中学生のわが子の教材をご紹介しました。
今回は、私も含め、海外に移住してから、日常英会話を学ぶために利用した教材をご紹介したいと思います。
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海外へ来た当初の英語力
小学生・中学生の子どもたちの英語力は、ほとんどなし。
小学生の子どもは、簡単な単語(色・曜日・数・あいさつ)を読んで言える程度。アルファベットはかろうじて、書けていました。
中学生の子どもは、中1の2学期まで日本の公立中学校に在籍していたので、文法を少し習っていたレベル。
そして、その子どもたちを引率してきた私は、英検3級しか取得できていなくて、高校時代の受験英単語も文法もす~っかり、頭には残っていない状態でした。
3人とも、ヒアリングの力もなければ、日常の簡単な会話もおぼつかない状態。
でも、日常英会話は英検3級レベルでもなんとかなる、という記事を読み、まずは、日本語で楽しんで学習する教材を探してみました。
NHK テレビで基礎英語
私はラジオの基礎英語を挫折した人です。過去に一生懸命頑張らなかった自分を後悔していました。周りには、ラジオの基礎英語で英語力を伸ばし、英語教師になった人たちが何人かいたからです。後の祭りですよね・・・。
そんなとき、NHKテレビで、「テレビで基礎英語」という番組が始まりました。中学英語をトレーニングするテレビ版基礎英語。過去の挫折した経験を踏まえ(笑)、オンタイムではきっと途中で見なくなるかも・・・との思いがあったので、毎週予約録画。それを、海外にいってからも、子どもと一緒に見て学習しました。
映像教材の最大の良いところは、眼と耳からの両方で学ぶことができる点です。飽きることなく続けられました。
講師である田尻先生の教え子さんであろう、関大野球部のみなさんたちが、四苦八苦する場面も、
子どもたちは、「あぁ、こんな大人でも間違うんだから、恥ずかしがる必要がないんだなぁ」「楽しそうに英語をやってるなぁ」と感じ、メンタル面でも効果的でした。
また、「フラッシュ太郎」というアニメもなんだかツッコミどころもあり、面白がって見ていました。
現在は放送されていないのが残念です。
NHK 高校講座「コミュニケーション英語Ⅰ」
またまた、NHKですが、決してNHKの回し者ではありません(笑)。NHKの教育番組には、高校生向けのものがあるのは、ご存じでしょうか?本来は自宅で学習する通信制の生徒さんたちが、番組を通して授業の理解を深める教材です。
この「コミュニケーション英語Ⅰ」の講座は、シェアハウスで外国人と一緒に生活している高校生が中心となって、英語でのコミュニケーションや文化を学びます。
生きたコミュニケーションという意味で、とても興味深い講座です。
自分の高校時代にもこういう授業があればよかったのに・・・と思うくらい。
3学期最後の最終回では、ホロッとした気持ちにもなれます。
学習としては、最初、聞き取れない部分などもありましたが、何度か聞いているうちに、少しずつ聞き取れるようになってきました。ぜひ、皆さんにも一度見ていただきたい番組です。
学研「ひとつひとつわかりやすく。」
こちらは、特に小学生の子どもが英文法を日本語で理解するために、利用しました。ごくごく基礎的な文法を学ぶ上で、単純にドリルなどの問題集をするよりも、理解が早かったように思います。
英語だけでなく、他の教科もあるので、週末や長期の休み期間などを利用して、そのほかの教科の学習にも役立てることができそうです。
最後に
英語を学ぶ上で、テキストなどでの学習も大切ですが、映像をみることで、疑似体験するような感じで、より学習を深めることができると感じています。
今回2つのNHKの番組を紹介しましたが、それ以外にも、語学を学べる優秀な映像教材がたくさんあります。お子さん向けのものから、大人向けのものまで講座もいろいろ。
ご自身やお子さんの興味にあった教材で学ぶことが、語学習得への近道になるのではないでしょうか。
今回は、日本語で学習する英語の学習サイトのご紹介でした。