マレーシアに移住するにあたって、家を購入される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、留学などの場合は、部屋を賃貸するのが一般的ですよね。
部屋を賃貸するときに必要な予算については、以前ご紹介した通りです。
では、その部屋の契約期間は、
日本と同じように、1年更新・・・だけではありません。
マレーシアに多い契約期間
一般的に多いのは、1年ですが、
なかには、2年という期間もよくあります。
長期契約になればなるほど、
借り主のリクエストは聞いてもらいやすく、
また、入居時の家賃の値下げも交渉しやすいです。
しかし、契約期間が長い場合のリスクもあります。
不動産マーケットの相場の変動があるからです。
また、円とリンギット(マレーシア通貨)の為替相場もあります。
わが家の家賃の変動
我が家は1年契約で2回、今までに同じ部屋で契約を更新しました。
1年目 2000リンギット
2年目 1700リンギット
3年目 1500リンギット
と、毎年値下げに成功。
わが家の家賃は、周辺の同じ物件のごく平均的値段。
特別だったわけではありません。
家賃の値段が下がった理由は、
不動産の賃貸相場が下がり続けていたからです。
仮に、
最初の入居で2年契約にしていたとしましょう。
そうすると、2年目に月300リンギットの相場との差が発生。
その1年で、3,600リンギット(約10万円程度)損することになっていたでしょう。
1年更新契約でよかった、と思いました。
為替相場も大きく変わった
私たちが移住してきた当初、1リンギット=35円程度でした。
家賃が2,000リンギットだったので、約7万円/月の家賃でした。
それが、1年後、1リンギット=30円程度。
家賃は値下げもあり、約5万円/月に。
1年で24万円もの差でしたね。
今は1リンギット=26円程度なので、家賃は約4万円/月です。
有り難いことに、ここ数年は為替も私たちに味方しました。
ただし、
今後、この逆があり得ないとは、言い切れませんよね。
為替の難しいところです。
家賃相場が下がるケース、上がるケース
相場の変動は
日本と同じように考えていいと思います。
例えば、家賃が下がるケース。
物件が新しいものと古いものでは、
新しいものの方が、高めの家賃になりがちですよね。
周囲に新しいものが建てば、みんな、新しい方に流れるので、
古い物件は値段を下げる傾向にあります。
一方で、上がるケース。
場所がいい物件で、建物全体がほぼ満室。
借り手のニーズがある場合は、オーナーも強気。
ですから、高めの家賃になります。
契約更新であっても、値上げもありえます。
さいごに
長期契約にすれば、家賃が下がるかもしれませんが、
いざ住み始めたり、周囲の人と交流し始めると、
もっと条件のいい物件が見つかる可能性もあります。
まずは、1年契約にして、
実際に生活して、
周りの様子や、
地元に住む人の意見も参考にし、
契約更新なり、
次の転居先を探すことを、
私はオススメします。