オンライン授業ってどんなことするの?
話題になっているけど、実際は、どんな風にやっているんだろう。
ツールは何を使っているのかしら?
学校の長期間の休校で、注目を集めている「オンライン授業」。
英会話でもオンラインレッスンなんてあるけれど、どう違うんだろう。
って気になりますよね。
コロナ対策で学校が休校となり、初めてオンライン授業を体験したわが家。
親の私にとっても、普段どんな授業をしてるんだろう?って関心がありました。
この記事では、オンライン授業に興味があるあなたに、実際に行われている学校のオンライン授業の様子をご紹介していきます。
オンライン授業ってどんなことするの?
パソコンやタブレット・スマホなどを、インターネット回線につなぐことで、場所を選ぶことなく勉強することができる『オンライン学習』。今ではずいぶんと身近な存在になってきていますよね。
そのようなIT技術を生かして、学校の授業として活用したのが、『オンライン授業』。子どもたちの学校では、バーチャルレッスン、バーチャルラーニングとも呼んでいます。
普段からiPadを学習ツールとして活用
今回、突然の休校でしたが、すぐにオンライン授業に切り替えられたのは、普段からiPadを使用していたからです。
わが子が通っているマレーシアのインターナショナルスクールでは、小学校3年生からiPadを学習に取り入れています。
小学生(プライマリー)と中高生(セカンダリー)とでは、使用目的が少し異なっていて、以下のような感じで利用しています。
小学生(プライマリー)のiPad活用方法
- 調べもの
- 動画での学習理解の補助
- ICT教育(ワード・パワーポイントなども学習)
- プレゼンテーションなどの資料を作成するためのツール
中高生(セカンダリー)のiPad活用方法
- 宿題等の提出ツール
- 先生からの連絡ツール
- 先生の板書や資料の共有
- グループでやる作業のためのコミュニケーションツール
オンライン授業開始前の準備:やり方の案内と使用ツール
オンライン授業の案内
オンライン授業を開始するにあたって、
- 小学生→保護者あてに案内レター配布
- 中高校生→授業時間内にレッスン参加のための操作方法の確認 および 保護者あてへ案内レター配布
がありました。
レターには、
- オンライン授業への協力依頼
- オンライン授業の一日の流れ
- オンラインレッスンへの参加方法
- トラブル時の問い合わせ先の案内
といった内容が書かれていました。
オンライン授業に使ったツール
普段の学校生活でも利用していた、Google Classroomに加えて、Google Meetをライブ授業のために活用。
Google Classroom
Google Classroomは、 Googleが学校向けに開発した無料のWebサービスで、課題の作成、配布、採点をペーパーレス化、簡素化することを目的としている。 Google Classroomの主な目的は、教師と生徒の間でファイルを共有する過程を合理化することである。
出典元:Wikipedia Google Classroom より
Google Classroom では、
- Google ドライブ
- Google ドキュメント
- Google スプレッドシート
- Google スライド
- Gmail
を使いながら、先生と生徒間のやり取りをしています。
Google Meet
Google Hangouts Meetと呼ばれていましたが、Google Meet に名称が変更されています。
Googleが提供している、オンライン会議サービス。
- 様々な端末で利用可能
- ビデオ通話ができる
- 画像や動画の共有も可能
- グループチャット機能あり
- ミーティングの録画も可能
というような機能があります。
実際のオンライン授業とは
今回のオンライン授業は、通常の時間割に沿って運用されています。
全体の流れとして、
前日の夕方ごろ | 1)翌日の授業の内容、授業までにやるべきことなどの指示が先生から来る | |
2)翌日の準備や、宿題・課題をこなす | ||
当日 | 7:45~8:00 | Google MeetまたはGoogle Classroomを利用して、朝の出席確認 |
8:00~ | 時間割にしたがって、ツールを通じて授業を受ける |
休憩時間・ランチライムも時間割通りでした。
小学生(プライマリー)のオンライン授業
小学生はクラス担任制。担任の先生が授業を進めます。
子どもの様子が見えるように、カメラをオンにするよう、指示あり。
体育・音楽などの副教科の授業も実施。
カメラの前で軽く運動したりすることでリフレッシュ♪
中・高校生(セカンダリー)のオンライン授業
Google Classroomにリンクが送られてくるので、そこからバーチャル授業に参加。
- ライブでの授業配信
- 前日までの宿題の答え合わせと解説
などといった、通常の授業のような流れの中で、分からないことは、マイクやチャットを通じて質問していました。
また、授業中に聞けなかったことは、Google Classroom か、先生のメールアドレスへメールすることで、解決させることができます。
ライブ授業は、試験や成績表等への参考資料にするため、録画あり。
顔出しについては、担当の先生によって異なっていたため、わが子はほぼ、カメラはオフにしてました。
もちろん、体育の授業も。
わが子のクラスは、腹筋などエクササイズの写真か動画を撮り、説明と一緒に先生に送る、というのをやっていました。
このような感じで、毎日の授業が、家に居ながらにして、行われています。
オンライン授業の実際の様子 まとめ
英会話などのオンラインレッスンは、一定の短い学習時間。
それに比べて学校のオンライン授業は、時間割通りであれば、とても長時間に及びます。
ですから、メリットだけでなく、デメリットもあります。メリット・デメリットについては、こちらの記事でご紹介します。→オンライン授業のメリット・デメリット【良い環境で学習するための7つのポイント】
ですが、もしもの時に、オンライン授業が選択肢の一つとなる環境があると、授業が継続でき、学習への不安も軽減できます。
なお、今回は、わが子の通っている学校の様子を一例としてご紹介しましたが、同じようにiPadを使っても、別のソフトを活用している学校もあると思います。
いろいろなツールがうまく活用されるといいですね。