マレーシアに数あるインターナショナルスクールの中でも一番多いのは、イギリス系インター。
マレーシアが英国の支配下にあった時代の影響と考えられます。
わが子たちの通学先も、イギリス系のインターナショナルスクールです。
そこで、わが子が通う学校をもとに、イギリス式(ケンブリッジ式)の教育について、ご紹介したいと思います。
今回は、イギリス式の学校の入学年齢についてのお話です。
イギリス式インターナショナルスクールの年齢と学年
イギリス式、ケンブリッジ式とも呼ばれるイギリスの教育システムでは、入学する年齢が、日本とは異なっています。
日本と大きく違う点は、
- Primary(小学部)には5才で入学
- 学年を判断する基準の誕生日が、4月ではなく、9月。
ということです。
例えば、
2010年4月2日生まれのお子さんと、2010年9月1日生まれのお子さん。
日本では、2017年4月から小学1年生の同級生ですね。
しかし、イギリス式では、2017年9月~2018年8月の年度に入学希望の場合、
4月2日生まれのお子さん ➡ Year3
9月1日生まれのお子さん ➡ Year2
となります。
この年齢で、1年の差は大きい気がしてきますよね・・・。
誕生日での学年分けが全てではない
しかし、必ずしも、日本のように、誕生日に従って学年決められてしまう、というシステムでもないようです。
入学試験や、学校との面談によって、能力次第で、学年を下げることも、また、飛び級をして学年を上げることも、よくあることです。
年齢よりも、学ぶべきことをその学年でしっかり学んでから進級する、という考えだと思います。
実際、わが家の子どもたちは、8月生まれ。誕生日で分けられてしまうと、日本の学年よりも2学年も上。
「英語力もないのに、そんなの無理~。」と受験前から、down grade(学年を下げること)を学校に依頼。
入学試験の内容自体も、受験学年を下げてもらいました。
そして、その試験結果をもとに、学校側から、入学可能な学年のオファーをいただきました。
英語の基礎があるなら、年齢相当の学年でも悪くない
例えば、日本でもインターナショナルスクールに通っていた、とか、
算数や理科を英語で学ぶ英語イマージョン教育を取り入れた学校に通っていた、など、
英語で教科を学ぶ基礎がある日本のお子さんなら、誕生日ベースの学年に入学することも、いいと思います。
特に、高学年になればなるほど、特に女の子は、1歳違うだけで、精神年齢がかなり違ってきますよね。
同じような年齢のグループに入り、多少の競争心を持ちながら、学校生活を送る方が、共通の話題もでき、充実した留学生活を送れるのではないでしょうか。
まとめ
日本の義務教育システムとは異なるイギリス式(ケンブリッジ式)教育システム。
入学する年齢も違いますが、まずは、受験してみないことには、受け入れてもらえるか、わかりません。
受験よりも前に、英語力や学年に対する心配ごとなど、学校に相談しておくと、良いアドバイスをしてくれると思います。
経験があるインターナショナルスクールほど、英語力による相応しい学年や英語のサポートを提案してくれます。
年齢による目安の学年を知ったうえで、学校と話し合ってみては、いかがでしょうか。