英検の1次試験の合格発表があってから、2週間ほどで、二次試験の面接の日がやってきます。
英検の二次試験は、級は違っても、大体の流れは同じです。
普段、英語で話す機会が少ない受検者にとっては、英語で話すというだけでも、とても緊張すると思います。
でもちょっとした面接対策のコツを知ることで、ポイントアップにつなげることができるんです。
英検二次試験の面接対策について、わが子たちの準2級・2級の結果から、気を付けるべきポイントについて、ご紹介します。
英検準2級二次は、兄弟とも面接官は同じ人
わが子たちは、海外の日本人学校にて、準2級の面接を二人とも同じ受検回に受検しました。
面接官は、同じ担当者(外国人。インド系の先生でした)。
ですから、評価点数の付け方に、面接官による差はでません。
そして、子どもたちの結果を見て、気づいたことがありました。
点数は、子どもたちの持っている普段からの性格の違いを、よく反映していました。
わが子の英検準2級二次面接の分野別得点
上の子の準2級 分野別得点
- リーディング : 3点 / 5点中
- Q&A : 15点 / 25点中
- アティチュード : 2点 / 3点中
合計 : 20点 / 33点満点(合格点19点)
下の子の準2級 分野別得点
- リーディング : 4点 / 5点中
- Q&A : 16点 / 25点中
- アティチュード : 1点 / 3点中
合計 : 21点 / 33点満点(合格点19点)
面接の評価点数の違いの理由とは?
わが子たちの性格は、同じ兄弟でもずいぶん違います。
①せっかち
知らない人とも比較的すぐに仲良くなれる
②慎重派
かなりの人見知り
さて、この性格を踏まえて、上の英検準2級の分野別得点を見てみてください。
どちらがどちらの成績か、わかりますか?
答えは…
①が上の子、
②が下の子です。
性格と点数の関係。わが家の場合
リーディングについて
上の子は、せっかち。
日本語でも英語でも、とっても早口でしゃべります。
気持ちが先走る、とでもいうのでしょうか。
面接では緊張感もあって、いつもよりも早口で、パッセージを読んだそうです。
一方、下の子は、とても慎重派です。
事前の母の「パッセージは、ゆっくり丁寧に読む」という指示をしっかり守り(笑)、いつも以上にゆっくり読んだそうです。
担当官にとって、聞き取りやすいのは、はっきりと、丁寧に話す言葉。
それらが、兄弟間の点数の差だと感じました。
アティチュードについて
下の子の1点という得点。
あいさつや質問へ回答しなかった。というわけではありません。
ただ、人見知りという性格上、初対面の人と、積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢をみせることが出来ませんでした。
試験という緊張感、また英検受検もこれが初めてだったので、「ニコニコと笑顔で。」とは、程遠い面接態度だったようです。
その点、上の子は知らない人でも話そうとする意欲があるタイプ。
試験官と会話を続けようとする姿勢をみせることができます。
それが、得点差になったと、考えられます。
準2級面接の失敗を生かした英検2級二次面接
下の子は、2016年度第2回に2級を受検しました。
二次試験では、準2級の得点のことも踏まえ、次のことを、何度もアドバイス。
- ニコニコとした表情をなるべく意識する
- パッセージはゆっくり、ハキハキと、丁寧に読む
- 質問には、大きめの声で、簡単な英語で、分かりやすく答える
- 質問が聞き取れないなど、わからなかったときは、
Can you say it again? などと言って、聞き直す - すぐに回答が出てこない場合でも、黙ってしまわない。
Well…. やLet me see… と言いながら、回答を考える
下の子の2級二次試験の結果
上のポイントを踏まえ、受検した結果は以下の通りでした。
- リーディング : 5点 / 5点中
- Q&A : 19点 / 25点中
- アティチュード : 3点 / 3点中
合計 : 27点 / 33点満点 ➡ CSEスコアに換算して、498点/650点満点(460点で合格)
ちなみに…前回と同様、海外の日本人学校にて受検、担当試験官は外国人でした。
リーディング、アティチュードについて、ずいぶん改善することができました。
上の子の2級二次面接の話はこちらから。
英検受検2次面接対策に、オンライン英会話を使うのもあり!
わが家はマレーシア留学中なので、子どもたちも毎日英語に触れ、英語で話す、という環境。
ですから、面接官が、外国人であろうと、特に気にはなりません。
ですが、日本にいると、なかなか頻繁に英語で話をする、という機会もまだまだ少ないでしょう。
これからは、大学受験などにもかかわってくる、英語の資格試験。
できれば、一次も二次もすんなりと、合格を手に入れたい!
そこで、対策を講じることは、とても大切です。
話す機会が増えることで、面接のためのコツを習得しやすくなります。
そこでオススメなのが、オンライン英会話による英語によるマンツーマンレッスンの活用。
学研グループのオンライン英会話は、英語検定教材を出版していることもあり、英検2次試験対策のコースも用意されています。
また、利用料金も、毎日25分利用できるスタンダードプランで、月々 ¥ 5,480 (税別)と、かなりお財布に優しい金額。
まずは、お得な10日間無料体験から始めて、オンライン英会話を体験し、徐々に英語での面接という状況に慣れることが、2次試験対策のオススメの方法のひとつです。
最後に
面接試験といっても、コミュニケーション力もみる英検の二次試験。
試験官の話を聞き、自分の意見を伝えようとする姿勢もチェックされています。
もちろん緊張はしますが、大事なことは、人と人との会話であるということ。
入室から退室まで、積極的に相手に伝えようとするすることが大切だと思います。
一方で、英検の2次面接は、一定の形がある程度決まっている試験です。
実践練習することが、何よりも自分に自信をつけてくれます。
『日常で英語で話す機会がない』という場合は、
面接のポイント・コツを押さえつつ、オンライン英会話などのツールを上手に使って、英語での会話に慣れることが、合格への近道です!