中学生が海外留学を考えるうえで、英検3級~準2級程度の英語力を持っていることが望ましい。
そう前回ご紹介しました。
『英語力が平均的な中学生は、留学の可能性はゼロなの?』
『何かいい対策方法はないの?』
と、モヤモヤした気持ちをもつ方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、
英語力ゼロでも留学をしたい中学生のためのインター受験対策について、ご紹介します。
平均的英語力の中学生は、留学出来る可能性はゼロ?
学校以外で英語に触れる機会がなかった中学生、
特に1年生や2年生にとって、
英検3級というのは、かなり高いハードルです。
やはり、海外留学を望むことは、無理なことなのでしょうか?
その答えは、
NO!
留学出来る可能性はゼロではありません。
なぜなら、マレーシアは、英語は母国語(第一言語)ではないから。
マレーシア留学を希望する外国人の受け入れのハードルが、『ぐん!』と下がるのです。
もちろん、各インターナショナルスクールには、各学校の定める入学の基準があります。
マレーシアにある全インターナショナルスクールが、英語力なしで入学可能なわけではありません。
それでも、アメリカやイギリスのような英語を第一言語とする国より、
はるかに、留学受け入れの可能性があるんです。
インターナショナルスクール中学生の受験科目
マレーシアの多くのインターナショナルスクールで行われている、
中学生の入学試験科目は、英語・数学・面接 です。
学校によって形式もさまざま。
- 年令相当の学年で、校内の定期テストを実際解かせて、実力を見る学校
- 入学試験用の問題を作成している学校
- パソコンを使って、問題を解かせる学校
など。
内容は、いずれも、英語力・数学的能力などを判断するために行われています。
英語力に自身のない中学生向け マレーシア留学のための受験対策①
英語力ほぼゼロ中学生が注目すべき受験対策は、『数学』!
数学を極めることで、
受験対策だけでなく、入学後の自信にもつなげることができますよ!
インターナショナルスクールの数学テストのヒミツ
数学のテストももちろん、英語で書かれています。
ですが、数学のプリントには、あるヒミツが堂々と隠されています。
それは、
『数字』や『図形』といったもの。
これらが、受験生の味方をしてくれるんです。
ヒントが問題文の中にあり、
答えを求めるのに使うべき数字などが、想像しやすいのが『数学』。
カリキュラムの違いによる優位さ
日本の数学のカリキュラムと、マレーシアのインターに多いイギリス系の数学のカリキュラムを見比べた場合、
日本の方が1~2年ほど進んで学習しているものが、ほとんど。
ですから、日本の学校で授業についていけているレベルで、すでに有利。
おそらく日本語で書かれていれば、理解できるであろう内容であることが多いのです。
(※シンガポールカリキュラムの場合は、ほぼ日本と同じ、むしろ少し進んでいることも。少し注意が必要。)
そこで、
インター受験対策の一つの目標!
『日本語で【数学】をしっかりと習得すること!!』
さらに、先取りで学習できるなら、どんどんやっていきましょう。
先取り学習をすることによって、
基礎的なことは日本語で理解できている状態を作り出します。
すると、インター入学後の数学について
- 英語でも授業が理解しやすい
- アドバンテージをとることができて、自分自身の自信につながる
- 必要な英単語なども覚えやすくなる
という利点がついてきます。
数学の定着と先取り学習にオススメの教材
日本にいるときから、コツコツと準備しておきたい、数学の学習。
基礎的学力の定着と先取り学習を助けてくれる、オススメの教材も紹介したいと思います。
スタディサプリ(中学講座)
スタディサプリの特徴は、
- 月額980円(税抜)で、大手塾出身の有名プロ講師の授業が見放題
- 4万本にも及ぶ動画ラインナップで、基礎定着やテスト対策も可能
- 1授業20分の動画は、繰り返し見れるため、自分のペースで確実に学べる
ことです。
特に、今後留学を検討する方のなかには、
『留学開始後のために、できるだけお金を蓄えておきたい。』
とお考えのご家庭もあるでしょう。
スタディサプリなら、低コストでの勉強が実現できますね。
14日間、スタディサプリの無料体験ができます。
『子ども自身が自分で学習計画を立てて、勉強できるか心配』というご家庭には、
新登場の『個別指導コース』もオススメです。
スタディサプリ『個別指導コース』は、
- 月額9,800円(税抜)
- 個別指導の担当コーチがつく
- 一人ひとりに合った勉強時間や学習分量を週ごとにスケジューリング
- 単元ごとの理解度チェックテストで、定着度合いを確認・指導してくれる
- 勉強のやり方なども相談できる
プランです。
【Asteria】Z会のオンライン学習
- iPadを使用した、無学年制カリキュラム学習教材
- AIやビッグデータを活用したアダクティブ・ラーニング。自分の理解度にあわせた問題数・学習時間で、学習を進めることが可能
- 添削問題では、Z会のプロの添削指導で習熟度チェック
- 指導者に質問・相談できる機能もあり、理解を深めることができる
といった特徴があります。
わが家が魅力的だなと思うのは、AsteriaはiPadでの学習であること。
iPadを持っていない場合は、特別価格での購入ができるサービスがあるんです。
実は、マレーシアのインターナショナルスクールでは、
iPadを利用して、授業や宿題・連絡事項のやり取りなどをする学校が増えてきています。
iPadでの学習に慣れていると、マレーシアのインターでも、抵抗なく、使用できるのではないでしょうか?
Z会【Asteria】には、
数学に特化した、『数学新系統講座』
以外に、
英語に特化した『英語4技能講座』
課題解決力を養う『総合探究講座』
の3講座が開講されています。
留学を検討するご家庭には、もちろん【Z会Asteria】英語4技能講座もオススメ講座のひとつです。
Z会Asteriaについては、こちらの記事もどうぞ。
いずれも、留学後もインターネットの環境等が整えば、継続することも可能なものばかり。
また、第一目的の数学だけでなく、英語、特に文法の学習をする助けにもなってくれます。
キャンペーン期間などを利用して、どれが一番楽しく継続できるか、
試してみることを、オススメします!
余力があれば、英語で数学の問題にチャレンジしてみよう
数学の基礎が理解できたら、さらにステップアップの対策をしましょう。
英語での数学にチャレンジです。
英語での数学問題に挑戦できる厳選サイト2つ紹介
MathSphere
無料で印刷可能な問題をたくさん提供してくれている、こちらのサイト。
イギリスの小学校のカリキュラムに沿って作成されています。
内容は小学生の問題なので、数学的には簡単なものが多いのですが、
中には文章題のワークシートも。
英語力が十分でない中学生にとって、
英語での数学の初めての学習にオススメです。
算数の問題だけでなく、頭の体操になりそうな、ゲームやパズル、数独などのお楽しみページもあります。
MathSphere
トップページ右上の「Free Resources」> 「Sample Worksheets」
より、無料でダウンロードできる素材のページにたどり着けます。
IXL
こちらは1998年から約30年以上も成長をし続けている学習サポートサイト。
世界のあちこちで、家庭学習だけでなく、学校での学習にも利用されているサイトです。
無料で問題に挑戦することもできます。
1日に無料の範囲で解ける問題数は、10問です。
無制限にやりたい場合は、有料会員になる必要があります。
IXL
UK(United Kingdom)のページを見ると、英語の教材もあるので、
せっかくなら、有料会員でずっと利用し続ける、という方法もありでしょう。
最初の30日間は返金保証もあるので安心。
まずは、30日間試してみるのもいいですね。
まとめ
英語力に自信がない中学生がマレーシアのインターナショナルスクールの留学を考える場合、
まずは、入学試験の対策を練ることが大切です。
入学試験で能力を試されることが多い、数学が、日本人にとっては、対策のしやすい科目です。
スタディサプリやZ会Asteriaのように、
- 学年を越えて勉強できる
- くり返し学習できて、基礎学力をしっかりと定着させることができる
などの特徴をもった教材を使って、日本語で学習します。
そのうえで、
英語での数学用語などを覚えていくことで、時間を節約しながら、対策勉強を進めていきましょう。
もちろん、同時に、英語力を少しでも伸ばす努力もしておきましょうね。
インター受験対策には、こちらの記事もどうぞ。