【ケンブリッジ式IGCSE】結果の評価方法。目指すはA*-C!

【ケンブリッジ式IGCSE】結果の評価方法。目指すはA*-C!インターナショナルスクール
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IGCSEの結果の評価の見方がわからない

IGCSEの結果と進路との関係を知りたい

このようなお悩みを抱えているあなたへ。

 

この記事を読むことで、

  • IGCSEの結果の評価方法
  • IGCSEの結果と進路の関係
  • IGCSEの結果と奨学金の話

について、知ることができますよ。

 

わが家は、子どもたちが

  • 2019年Juneシリーズ IGCSE受験終了
  • 2020年Juneシリーズ IGCSE受験予定

ここ数年、ずっとIGCSEとお付き合い中。そんなReonaが、あなたの疑問にお答えします。

 

 

  • IGCSEの受験を考えているあなた
  • ケンブリッジ式カリキュラムのセカンダリーとそのご家族
  • イギリス式インターナショナルスクールに関心のあるあなた
  • 少しでも経済的にお得な進学・留学方法を探しているあなた

にぜひ知っておいてもらいたい内容です。

 

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IGCSEの結果の評価方法の見方

IGCSEの結果の評価方法

IGCSEの結果の評価方法は2種類ある

ケンブリッジ式IGCSEは、主に、2種類の方法で評価が提示されます。

選択したカリキュラムにもよって違いますが、

  1.  A* – G方式
  2.  9 – 1方式

の2種類です。

 

この9-1評価方式は、イギリスの一部の学校などで採用されています。

 

イギリスの大学入試において、

  • A*-G方式
  • 9-1方式

このふたつの間で、特別な差は設けられていません。どちらの評価方式であっても大差ないといえます。

 

それぞれの評価方式ごとに、シラバス・試験も異なっています。

どちらの評価方式の試験を採用するかは、在籍している学校の方針に従うのが一般的です。

 

参考

ケンブリッジ式IGCSEの実施機関であるCambridge Assesment International Educationが公表している、評価の比較表は以下の通りです。

IGCSEの結果の評価方法。評価方式比較表

 

 

この記事では、マレーシアのインターナショナルスクールが多く採用している、A*-G方式について、記事を書いています。

 

IGCSEの結果のグレード評価のつけ方

IGCSEの結果の評価方法

IGCSEの試験結果のひとつの目安としては、以下のように示されています。

A*: 90%以上

A: 80%以上

B: 70-79%

C: 60-69%

D: 50-59%

E: 40-49%

F: 30-39%

G: 20-29%

の点数を取得した場合に、各グレードになる場合が多いです。

なぜ、%(パーセンテージ)かというと、各教科によっては、満点のスコアが100点以上のものもあるから。

 

また、このグレードはあくまで目安。

受験者全体の%(パーセンテージ)を出した後に、グレーディングをします。

問題の難易度によっては、85点といった点数でもA*を取れる可能性あり。

 

評価は絶対評価ではなく、どちらかといえば、相対評価に近いイメージ。

 

IGCSE数学(Maths 0580)の実際の試験結果を見てみよう

IGCSEの結果の評価方法

IGCSE受験者の必修科目の中から、

Mathematics (without Coursework) (0580) を例にして、結果を見てみます。

小難しいことはいらない~という人は、すっ飛ばしてください(笑)。

 

 比較するための条件

  • Mathematics  (科目番号:0580)
  • Extended(問題用紙番号:22&42の2種類)

 

IGCSEの結果の評価方法。数学1

 

Paper22と42のグレードごとの点数とその分布などのデータをもとにして、A*の点数を決めます。

IGCSEの結果の評価方法。数学2

各実施回で見ると、得点に多少の差が見られますが、全受験者の回答率などをもとに調整されます。

そして、最終的なグレードが割り当てられます。

 

それにしても、2018Novemberは点数が全体的にちょっと高めでしたね・・・

200点満点中187点がA*の最低点ですから、93%以上の点数取得率でないと、A*が取れなかったということですね・・・。

 

IGCSE数学のコアやエクステンディッドってなに?というあなたは、IGCSE数学: 失敗しない選び方についての記事も参考にしてみてくださいね。

 

IGCSE理科などの点数計算は注意が必要

IGCSEの結果の評価方法。理科

通常、各科目は、2種類の試験問題を受験しますが、理科は3種類。

総合の得点を計算するには注意が必要です。

というのも、各試験問題によって、比重の割合が異なるからです。

 

Chemistry(0620)を例にみてみましょう。

Paper2・4・5の3種類の試験問題を受けるとします。

  • Paper2はマルチプルチョイス。4択マークシートによる回答方式
  • Paper4はセオリー。概論で筆記。
  • Paper5は実技試験(実験)

 

実際の試験の点数計算では、各問題用紙ごとに、比重(割合)が決められています。

例えば、2019年Juneシリーズでは、

【Paper2:40点満点】 採点点数 × 1.5

【Paper4:80点満点】 採点点数 × 1.25

【Paper5:40点満点】 採点点数 × 1

となっています。

通常であれば160点満点のところ、200点満点になるように換算されます。

 

つまり、

マルチプルチョイスは1問間違うと失点が大きい!

ということです。

 

このように、理科以外にも、いくつかの科目では、試験問題によって、配点割合が異なるものもあります。

詳細は、シラバスまたは、担当の先生などに確認するようにしてくださいね。

 

IGCSEの理科の科目について知りたいあなたは、IGCSE理科:選択科目の選び方のコツについての記事も参考にしてみてくださいね。

 

IGCSEの結果と進路の関係

IGCSEの結果と進路の関係

IGCSE修了後の進路

イギリス系インターナショナルスクールを卒業したあとの進路としては、以下のような道があります。

【IGCSE後の進路】

  • IBコース
  • Aレベル
  • ファウンデーションコース
  • AUSMAT
  • Diplomaコース  などなど・・・

 

 

もう少し詳しくみてみましょう。

IBコース(IBDP)

世界中の多くの大学で認めている試験。日本の大学入学資格としても有効。

IBプログラムを提供している6th Formの学校やIB系インターナショナルスクールで受けることができる。

 

Aレベル

イギリスの大学で重視される試験。

世界でも認められており、日本の大学入学資格としても有効。

CollegeのPre-Universityコースや6th Formをもつ学校で授業を受けられる。

 

ファンデーションコース(Foundation)

大学附属の大学進学準備コース。多くは1年のカリキュラム。

大学に附属しているので、多くの場合は、コース修了後はその大学へ進学するのが一般的。

 

AUSMAT

オーストラリア西部のYear12のカリキュラムが受けられるプログラム。

Australian Matriculationの略。

マレーシアのカレッジにおいて、Pre-University Programmeの中にAUSMATのプログラムをもつところもあり、マレーシア国内でも取得も可能。

 

Diplomaコース

準学士のコース。より専門的・実践的な技術を身につける勉強をする。

 

 

上にあげたそれぞれのコースは、マレーシア国内のみ、とは限りません。

IGCSEの結果を使えるところであれば、海外(イギリス・シンガポール・カナダ・アメリカ・オーストラリアなど・・・)への進学も可能です。

 

IGCSEの結果と進路の関係

IGCSEの結果と進路の関係

IGCSEの結果は、カレッジなどへの入学を希望する際、入学要件として求められます。

 

学校によって入学要件は異なりますが、一般的に、

  • Pre-UniversityProgrammeの場合 : 5 クレジット以上
  • Diploma Programmeの場合  :  3 クレジット以上

が求められます。

 

ここでいう『クレジット』とは、IGCSEの結果で、『C』以上であることがほとんどです。

 

さらに、希望する学校や専攻の進路などによっては、

  • 『B』以上
  • 6以上のクレジット
  • IGCSEでの取得科目指定

という要件が加わっていることもあります。

 

IGCSEを受験する際には、その先の進路も見据えて、教科を選択することが大切です。

 

IGCSEの教科については、IGCSEの教科と選び方【後悔しない選択方法のポイント】の記事も参考にしてみてください。

 

IGCSEの結果と奨学金の話

IGCSEの結果と奨学金の関係

IGCSEの結果が入学試験がわりということは、分かっていただけたと思います。

加えて、IGCSEの結果は、場合によっては、経済的にお得な制度を利用するチャンスをもたらしてくれます。

 

それは、奨学金(Scholorship・スカラシップ)制度です。

 

一部のカレッジの中には、

  • アカデミック部門に対する奨学金制度
  • スポーツ・芸術面等 アカデミック以外での評価・受賞経験に対する奨学金制度

など、さまざまな奨学金制度が用意されています。

 

アカデミックの奨学金は、基本的には、IGCSEのスコアで評価

IGCSEの結果において、

AまたはA*が〇個以上取得できた学生に対し、その個数に応じて、学費の数%~満額免除

という奨学金。

 

経済的にもとてもありがたい制度があるんです。

できることなら、使わない手はない!ですよね。

 

なるべく、IGCSEでは1つでもよい成績を目指したいもの。

 

高学年ともなると、日本語で基礎土台をしっかりと作れば、あとは英語での表現を覚えるだけ。

日本の通信教材は、解説などもとても丁寧で分かりやすいものも多い。

使わないと損ですよね。

 

 

【ケンブリッジ式IGCSE】 結果の評価方法 まとめ

【ケンブリッジ式IGCSE】結果の評価方法と進路

IGCSEの結果は、主に、A* -Gのグレードで提示されます。

評価方法は、相対評価によく似ています。

 

全受験者の採点終了後に、場合によっては配点調整などが加えられ、得点取得率によって、

  • A*: 90%以上
  • A: 80-89%
  • B: 70-79%
  • C: 60-69%

というように、グレードがつけられます。(一般的な目安)

 

また、教科によっては、試験問題ごとに、配点比重が異なっているものがあるので、注意が必要です。

 

IGCSEの結果は、インターナショナルスクール修了後の進路に大きく関わってきます。

結果=進路先の入学受け入れ要件となるからです。

 

将来、大学(University)への入学を目指すのであれば、Pre-University Programmeやファウンデーションコースに進む場合が一般的。

 

イメージはこんな感じ(進路先は一例です)。

【ケンブリッジ式IGCSE】結果の評価方法と進路

これらの入学要件としては、

IGCSEで『C』のスコアが5個以上は必要

とされる場合が多いです。

 

さらに、IGCSEの結果が良ければ、学費の一部または全額免除などの奨学金制度を利用できる可能性も広がります。

 

奨学金というお得な制度についても、情報収集しておけば、学校の選択もまた異なってくる場合もあります。

 

まずは、少しでも良い成績を目指して、頑張るのみ!

 

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