マレーシアで母子などの親子留学などで生活するうえで、あると便利な現地の銀行口座。
外国人である私たちでも、銀行の口座を開設できるのでしょうか?
今回は、マレーシアの銀行口座についてのお話です。
ころころと変わる、銀行口座開設条件@マレーシア
マレーシアでは、さまざまなルールなどが、急に変更になることが、よくあります。
例えば、ビザ。
更新の時期になって、追加の証明関係書類が必要になった、と焦ることがあります。
また、銀行の口座開設も同様でした。
マレーシアでの親子留学生活を始めた当初、住まいの近くにあった銀行へ、口座開設について、聞きにいったことがありました。
しかし、その時の返事は、
「学生ビザに付帯している親のビザでは、新規に口座開設はできない。」
と言われました。
その時期の少し前までは、母子留学の日本人の方も開設できたと聞いていたので、ちょっと残念に思っていました。ルールの変更があったようでした。
その後は、ちょっと銀行から遠ざかっていたのですが、最近になって、子どもの年齢も大きくなってきたこともあって、子どもたちの銀行口座を開設できたらいいなぁ、なんて思い始め、再び銀行に尋ねに行くことにしました。
実は、この少し前にも、子どもの留学につきそっている親のビザでの口座開設はできない、という情報が飛び交っていたので、
ダメもとで・・・という感じで、銀行へ行きました。
2019年1月 銀行口座 開設できたよ!
飛び込んだ先は、留学当初に断られた銀行へ(笑)
どうしてか?
いざという時に、家に近い方が便利だから。という理由だけです。
家から比較的近い場所に、いくつかの銀行があるので、
まずは、一番近かったRHB銀行からチャレンジしました。
RHB銀行の口座開設
まずは、さっそく結果から。
私の単独名義の口座開設の許可をもらうことができました。
とっても、拍子抜け・・・(笑)
数年前に門前払いだったのはなんだったのか⁈
おそらく、ルールが刻一刻と変わっているんでしょうねぇ~。
口座開設の流れについて、簡単にご紹介すると、
①新規口座開設のカウンターへ行く
②必要提示書類の提出
③新規口座開設依頼書への記入
④担当者が書類一式を本部HQへ送付。
3営業日以降に開設の可否についての電話連絡がくるとのこと
⑤開設の許可が出たら、預け入れ金をもって、手続にいく
という形でした。
RHB銀行必要書類 Reonaの場合
- パスポート(コピーを銀行の担当者がとっていました)
- 子どものパスポート(念のための提示)
- 子どもが通っている学校発行の在籍証明書(担当者がコピーをとっていました)
のみの提出でした。
ただし、これは、担当者や支店によると思われます!
RHB銀行 口座開設依頼書(Account Opening Application Form)に必要な情報とは?
口座開設のために、Personal Information Formを記入したのですが、
パスポートの身分証明部分のような内容以外に、
住所
電話番号(自宅 / 携帯 など)
職業
勤め先がある場合は、名前・電話番号・住所
月収のカテゴリーから当てはまるものを選択
婚姻状況(既婚とか未婚とか?)
母親の名前
メールアドレス
などの記入欄がありました。
住所や電話番号、メールアドレスなど、間違えないように、事前にメモを持って行っておくと、慌てずにすみますよ。
ついでに、別の銀行にもチャレンジしてみたよ!
必要書類が揃えられていたRHB銀行。
でも少なくとも3営業日は結果が出るまでに時間がかかります。
しかも、ここはマレーシア。3営業日なんていってても、1週間とかかかってしまうかもしれません(笑)
そこで、もう一軒、別の銀行へも行ってみました。
Hong Leong Bank(ホンリョン銀行)の銀行口座開設
こちらは、ローカルの友だちが利用している、ということで、友人に連れて行ってもらった銀行です。
RHB銀行同様、学生ビザ・その帯同ビザで口座を開設したい旨を伝えました。
結果からお伝えすると・・・
今回(今のタイミング)では、無理!
でした。
というのも、実は、私のビザの残余が残り5か月!
というのが、引っかかってしまったためです。
担当してくれた、とても親切な行員の方によると、
必要書類は、
- 子どもが在籍する学校からのレター原本
- パスポート(ビザの残余が6か月以上のもの)
- 子どものパスポート
- 子どもの出生証明書(英訳)
という条件でした。
「先月なら出来てたよ~。まずは、ビザ更新してきて!」
と言われました。
こちらの銀行は、ジョイントアカウント(共有名義口座)に・・・
結果的に、今回はビザの期間の問題で、口座開設のプロセスに進むことはできませんでした。
でも、いろいろと担当者に話を聞いてみました。
その担当者によると、
私の単独名義での口座開設はできない
→ビザ自体が子どもに付帯している種類のビザのため。
こどもとのジョイントアカウントでの口座開設
→こちらの銀行では、子どもが未成年(18歳未満)で、ジョイントアカウントの場合、キャッシュカードは発行されず、カウンターでの対応になる。
というようなことを言われました。
それって、とっても不便・・・(-_-;)
ま、こちらの銀行は、ビザの更新が終わってから、また考えることにします。
マレーシアでの銀行口座開設のコツとは?
今回、2つの銀行へアプローチしてみましたが、この通り、
銀行ごとに必要な書類や条件が異なっています。
周辺の母子留学中日本人ママ何人かにも聞いてみましたが、
例えば同じ銀行でも支店によって、言われる書類の種類なども違っていました。
ですから、
こっちでだめでも、あっちの銀行や支店で大丈夫な場合もある!
というのが、今回学んだこと。
手間はかかりますが、いくつかの銀行や支店で直接聞いてみることが、何よりも口座開設の近道になります。
準備すべき必要書類とは?
また、銀行ごとで、要求される提出書類も異なります。
しかし、現在、必ず提示を求められているのは、以下のものです。
パスポート
学校からのレター原本
学校からのレターについては、
宛名に銀行名が入っているものが必要な場合と、
子どもの在学証明書で十分な場合と、
いろいろです。
事前に問い合わせるときに、レターの内容についても、
- 宛名はどうすべきか
- どのような項目が必要か
など、確認しておくことをオススメします。
それ以外に、
子どものパスポート
本人・子どもの出生証明書(英訳)
現住所を証明するもの
例:賃貸契約書、公共料金の支払い書(電気・水道・インターネットなど)
を必要とするところが多くあります。
出生証明書などは、ビザの申請時などに取得しているものがあれば、それの原本とコピーを用意し、コピーを提出すれば、良いと思います。
参考までに、私が事前になんとなくこれあればいけそう?と用意していたのは、
本人及び子どものパスポート
本人及び子どもの出生証明書(英文)
戸籍謄本の英訳証明
学校からの在籍証明書(宛名なし)
電気・インターネットの請求書および支払い書 各直近3か月分
といった具合に、
あれこれ思いつくものを用意して、のぞみました。
マイナンバーは聞かれる?
今のところ、私はマイナンバーのことは、聞かれていません。
が、マイナンバーのコピーが必要と言われた・・・という噂も耳にしたことがあります。
こちらについては、また、確認が取れたら、追記したいと思います。
保護者ビザでの銀行口座開設@マレーシア まとめ
銀行ごと、支店ごと、担当者ごとで対応が異なるため、
実際の開設までには、2-3回は銀行に行くことになると考えておくとよいでしょう。
①事前問い合わせ
まずは、直接問い合わせてみる。
必要な書類について聞き、さらに、口座開設申し込み用紙を事前にもらえるなら、
記入すべき箇所を確認して、事前にもらっておく。
②開設の申し込み
必要書類の提出など
③口座開設
開設の許可がでれば、預入金などを用意して、最終手続き
です。
ビザが取得出来たら、一度、銀行に話を聞きに行ってみてはどうでしょうか?